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Web制作
Update: 2024/4/14

Webサイト制作の見積書を正しく理解!各項目の解説と実際の見積書

Webサイト制作の見積書を見る際の注意点や見積書に記載されている項目について詳しく知りたい人も多いのではないでしょうか。

  • 見積書に記載されている項目と詳細について知りたい人
  • 見積書を注意するポイントについて知りたい人
  • Webサイト制作の費用相場と具体例を知りたい人

この記事を読むことで、Webサイト制作に関する見積書の内容を正確に見ることができるようになります。

見積書の項目がわからないまま進めてしまい、トラブルにつながる可能性もあるので、しっかりと事前確認をしておきましょう。

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Webサイトの制作時の見積書で記載したい項目や内訳

Webサイトの制作時の見積書で記載したい項目は下記の通りです。

見積書で記載したい項目
  • 進捗管理などのディレクション費
  • デザイン費
  • コーディング費
  • レスポンシブデザイン対応費
  • サーバー・ドメイン費
  • 画像などの素材購入費
  • 公開後の保守・運用費

以下にて、それぞれの項目に記載する内容や必要性などについて解説していきます。

進捗管理などのディレクション費

進捗管理やディレクションをおこなう人を「ディレクター」と言い、ディレクターの稼働に支払う費用をディレクション費と呼びます。

ディレクターの仕事は、

  • 提案書の作成
  • スケジュール管理
  • カメラマンなどの外部スタッフの調整

など多岐に渡り、ディレクション費は料金全体の30%になることもあります。

デザイン費

デザイン費とは、デザイナーやコーダーの稼働に支払う費用を指します。

デザイナー、コーダーの仕事は下記の通りです。

  • 画面設計書の作成
  • HTML/CSSの実装
  • TOPページや下層ページのデザイン
  • JavascriptやPHPを使用しての開発作業

など、こちらも多岐に渡ります。

デザイン費をカットし過ぎるとサイトの見栄えが悪くなったり、ページ数が減ったりなど、サイトの品質を落としてしまうリスクがあるため注意しておきましょう。

コーディング費

コーディング費は、プログラマーの稼働に支払う費用です。

プログラマーの仕事は、

  • バナーのデザイン制作
  • TOPページから下層ページの開発

などとなっており、先ほど紹介した「デザイナー費」に加えられることもありますが、「コーディング費」として別の項目になる場合もあります。

レスポンシブデザイン対応費

レスポンシブデザイン対応費とは、ホームページをスマホ画面で見られるようにするための開発にかかる費用を指します。現代のWebサイトは、スマホ画面に対応していて当たり前という風潮がありますから、制作にかかる必須の費用といっても過言ではありません。

レスポンシブ対応していないホームページは、スマホでサイトを表示した時の文字が小さくなったり、ページ全体が表示されなかったりなど、さまざまな不具合が起こります。

こういったページを見ると、当然ユーザーはストレスを感じますから、商品の売上や問い合わせ件数などに悪影響を与える可能性があります。

サーバー・ドメイン費

サーバー・ドメイン費とは、月額、もしくは年額で支払うランニングコストです。

サーバー費は、レンタルサーバーを提供している会社に支払う費用で、ドメイン費は、ドメインを契約した会社に支払う費用です。月額か年額かは各サービスを提供している会社によって異なります。

また制作会社によっては、サーバー・ドメイン費を請求しません。その場合は、自社でサーバーとドメインの契約を行う必要がありますので事前に確認しておくようにしましょう。

ドメインについては下記にて詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧ください。

画像などの素材購入費

サイトに掲載したい画像やページに取り入れたい素材などを購入する場合は、基本的に別途で費用がかかります。

著作権フリーの画像は無料サイトでもたくさん入手できますが、企業の顔となるホームページに使用する素材に関しては、制作会社に費用を支払って画像を提供してもらうのがおすすめです。

公開後の保守・運用費

公開後の保守・運用費とは、ホームページが完成して納品を受けた後の保守・運用にかかる費用です。保守・運用費の内訳に先ほど紹介した「サーバー・ドメイン費」を入れる制作会社もあります。

それとは別に「SEO対策」のコンサルティング費用として見積書に記載することもありますが、これは制作会社によって異なるため注意が必要です。

いずれにしても保守・運用費は持続的に支払う費用になりますので、費用に対する効果や必要性などについては十分に理解しておくようにしましょう。

保守費用については下記にて詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧ください。

見積書で注意するべき点

見積書を見る際に注意しておくべき点は下記の通りです。

見積書の注意点
  • 項目や内訳でわからないところがあれば質問する
  • 会社によって含まれる金額やオプション費用が違うので注意
  • 見積書に記載のない作業は社内の誰がするのか明確にする

それぞれの注意点について詳しく解説していきます。

項目や内訳でわからないところがあれば質問する

項目や内訳を見てわからないところがあれば質問するようにしましょう。

見積書は、契約金額を提示する役割もありますが、最も大きな目的は「明細と取引条件の認識に相違がないことを確認するため」です。

制作会社は提示する見積書に、金額だけではなく「品目欄」「備考欄」を適切に記載する義務があります。見積書を確認する際、下記事項が記載されているかをチェックしてみてください。

  • 納期はいつか
  • 修正は何回まで無料で対応してもらえるのか
  • 見積が変更になるケースはあるのか
  • 着手金と中間金の有無
  • 振込手数料の負担はどちらか

これらを明確にしておかないと後になってトラブルにつながる可能性もありますから、念を押す意味でも見積書の確認はしっかりとしておきましょう。

会社によって含まれる金額やオプション費用が違うので注意

制作会社によって見積書に記載する「オプション名」「価格設定」は異なります。

たとえば、下層ページのデザインを「下層固定ページ」「下層CMSページ一式」とあえて分割する場合があります。また、「Googleサーチコンソール」「Googleアナリティクス」を無料で設置してくれる制作会社もあれば、各2〜3万円ずつで設置する制作会社もあります。

このように、オプションの費用やサービス内容は制作会社によって異なりますので、見積書を見て少しでも疑問に思ったことは積極的に質問するようにしましょう。

見積書に記載のない作業は社内の誰がするのか明確にする

見積書に記載のない作業を誰がどのように対応するのかを明確にしておくことで、ホームページ完成後もスムーズに運営へとつなげることが可能です。

具体的には、

  • サイトを更新していくのは誰か
  • サイトの定期メンテナンスを行うのは誰か
  • サイトに掲載する写真は誰がどのように準備するのか

などを決めておきます。Webサイトに関わることは制作会社に質問すればよいですが、ある程度は自社でリソースや予算を確認しておく必要があるでしょう。

Webサイトの制作にはどのくらいの予算が必要なの?

Webサイトの制作にかかる費用は、依頼先によって大きく異なります。

フリーランスに依頼する場合は、2〜10万円程度に収まることもありますし、受賞経験があるような制作会社に依頼する場合は、100万円を超えることもあります。

外注先を選ぶ際は、

  • 制作に費やせる予算
  • ホームページを制作する目的
  • ホームページは自社にとってどの立ち位置にあるのか

などをよく検討した上で決めることをおすすめします。

ここで、実際の中規模の企業サイトの見積書(例)を見てみましょう。

項目単価個数
グランドデザイン80,0001
トップページ100,0001
下層固定ページ30,0004
問い合わせページ50,0001
流し込みページ25,0001合計:375,000

上記は、デザインのみの項目となっており、その他に「企画・構成」「コーディング」などが追加されるため、合計で100万円程度になります。上記はあくまでも一例ですが、制作会社にサイト制作を」依頼すると、これくらいの費用感になることもあるでしょう。

外注する際の「メリット・デメリット」「外注の際にかかる費用の詳細」などについては次の記事で詳しく解説しておりますので、あわせてご確認ください。

まとめ

この記事では、Webサイト制作の見積書について解説してきました。

見積書を確認する際に大切なのは「分からない項目や備考があったらすぐに質問する」「見積書に記載されていない作業の確認」などといった点で、いずれも事前の準備が必要になります。

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。