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Web制作
Update: 2024/4/21

問題点を洗い出してWebサイトの改善を図ろう|おすすめの改善施策6つ

企業のマーケティング活動において重要となるWebサイト。効率よく集客をおこなう上でも重要ですが、運用面で課題を抱えていらっしゃる企業の担当者様もいるでしょう。

そのようなときには、自社サイトにおける問題点の洗い出しが必要です。洗い出しをおこなうことで、より効果的な改善策を打つことができます。 

  • 改善ポイントの効率的な探し方を知りたい人
  • 現状把握のやり方がわからない人
  • 項目ごとに適した改善策を立てたい人

改善ポイントの効率的な探し方から、改善をおこなうときにおさえておきたいポイントまで徹底解説します。企業の担当者様などは、ぜひ参考にしてください。

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サイトの問題点を洗い出そう!改善ポイントの見つけ方

たくさんの人でサイト改善をしている流れのイラスト

サイトの問題点を洗い出す場合には、はじめに改善するべきポイントを見つけることが必要です。課題ごとに適切な対処方法が異なるため、誤った対応をしても改善は見込めません。

現在の問題点を正確に把握してこそ、適切かつ具体的な改善が可能です。改善ポイントの見つけ方には、以下のようなものがあります。

サイトの改善ポイントの見つけ方
  • アクセス解析をおこなう
  • 競合分析をおこなう
  • 過去の数値と比較する

アクセス解析をおこなう

アクセス解析をおこなうことで、改善ポイントを見つけることができます。アクセス解析とは、Webサイトを訪れたユーザーの行動などを分析することです。一般に、アクセス解析をおこなう際にはツールを用いて解析します。数値として確認できるため、改善点をピンポイントで見つけやすく、今後の方針を立てるときにも役立ちます。

自社サイトに流入したユーザーが検索したキーワードやサイトを訪れるまでの経路、サイト内での行動履歴をデータで知ることが可能です。ユーザーの興味や成果に至るまでの行動を分析することで、ユーザーの心理状態を推察できます。サイトを訪れたときの行動や心理を解析できれば、改善すべきポイントも見つけやすくなります。サイト運営をおこなうにあたり、アクセス解析はとても重要となるため、定期的に確認しましょう。

競合分析をおこなう

改善ポイントを知るためには、競合サイトの分析も必要です。競合分析とは、自社が属する業界内において自社のビジネスが、どのようなポジションに位置するかを知るための分析をいいます。

競合サイトの良いところや悪いところを分析することにより、自社を優位にするためにはどうすれば良いかがわかります。また、ターゲット市場における商品の動向やサービスの優位性、および自社を優位にするプロセスの中で、支障をきたす可能性があるものの見極めにも役立つでしょう。

加えて、市場における競合他社の動きを把握することも可能です。マーケティング手法や価格設定、流通戦略などをチェックできるため、今後の対策を立てやすくなります。特に競合他社に大きな動きがあったときなどには、必ずチェックしましょう。

過去の数値と比較する

アクセス解析をおこなうときは、週や月別に過去のデータと比較することが大切です。日々の数字や前月と比較する人は多いですがコンテンツ配信前後、長期間におけるデータの比較もおこなってください。過去のデータと比較することは、分析結果に説得力が増し、Webサイトの改善につながるでしょう。

なお、過去のデータと比較する際には、社内だけではなく社外の動きにも目を向けましょう。例えば、市場に大きな変化がなかったかなどは、必ず確認しておく必要があります。そういった出来事を考慮して比較しないと、正確な分析ができません。自社に関係のある業種については、日ごろから情報収集を欠かさずにおこないましょう。

サイトの問題点の洗い出しは現状把握が重要!項目ごとに解説

サイト改善でコードを追加している人

改善ポイントを見つけることができたら、現状を把握しましょう。現状把握をする際には、きちんと数値やデータで確認することが重要です。「なんとなく」で検証をおこなっていても、効果的な改善策を打つことはできません。

それぞれ把握しておきたい項目は以下のものです。ツールなどを有効に活用して、ぜひ分析を行ってみてください。

現状把握する項目一覧
  • 表示速度
  • 閲覧数
  • 使用デバイス
  • ユーザー属性
  • 流入キーワード

表示速度

まずは、Webページの「表示速度」を確認してください。表示速度とは、ユーザーがWebサイトにアクセスしてから、ページが表示されるまでの時間のことをいいます。

表示速度は、ユーザーの使いやすさだけでなく、SEOの観点からも重要となるものです。ページが表示される速度が遅くては、ユーザーが待ちきれずにページから離脱してしまいます。離脱率が高く、平均滞在時間が短いと認識されると、検索エンジンからの評価が下がる可能性があるため注意しましょう。

実際に、Googleは表示速度が検索順位に影響を及ぼすと公言しています。表示速度があまりにも遅いときは、検索順位が下がってしまう恐れがあるため、注意する必要があります。分析ツールを用いて、定期的に表示速度を確認しておきましょう。

閲覧数

表示読度と共に、「閲覧数」も把握しておくことが重要です。閲覧数とは、自社のWebサイトが開かれた回数のことで、PV(ページプレビュー)と呼ばれることもあります。閲覧数が少ない場合には、ページを訪れるユーザーが少ないということです。ページを訪れてもらうためには、SEO対策を改善し検索順位を上げる必要があります。

併せて直帰率などが高い場合には、Webサイトの内容がユーザーのニーズを満たしていないことも推察できます。コンテンツや情報が不足している可能性があるため、Webサイトに掲載されている情報の見直しが必要です。

なおPV数は、ユーザーの人数などは関係なく、単純にサイトが開かれた回数をカウントしています。PV数は、解析ツールを用いて確認が可能です。

使用デバイス

自社サイトに訪れるユーザーがよく使用しているデバイスのチェックも忘れてはなりません。

パソコンやスマートフォンなど、サイトを閲覧する際に使用するデバイスによってWebサイトの表示が異なる場合があります。デバイスに適していない場合には、「画面サイズが合っていない」「ボタンが押しにくい」など、利用しにくいWebサイトになってしまいます。

改善するときは、利用者の多いデバイスに合わせることが大切です。近年では、スマートフォンを利用してWebサイトを閲覧する方が多くいます。より多くの方に閲覧してもらいたいのであれば、スマートフォンで快適に利用できるWebサイトでなければなりません。

ただし同じスマートフォンでも、デバイスによっては画面サイズが異なる場合があるため注意してください。

ユーザー属性

ユーザーの属性についても把握しておくことが必要です。「どのような方」が自社のWebサイトを利用しているかを知ることで、行動やパターンを把握でき問題点の改善につながります。特にターゲットとしている客層の動きを理解しておくことが重要です。「想定するターゲットが期待通りの行動をしているか」を把握することで、問題点も見つけやすく効果的な改善策を打つことができます。

一般的に、ユーザー属性も解析ツールを用いて分析することができます。ツールを使えばWebサイトを訪れた方の年齢や性別、新規ユーザーの割合などを確認できます。想定した客層の集客がうまくいっていない場合、コンテンツや掲載情報などの見直しが必要でしょう。

流入キーワード

流入キーワードも忘れずに確認してください。流入キーワードとはWebサイトに訪れた方が、「どのようなキーワードで検索をしたか」を示すものです。

例えば、あるユーザーが自身で運用するWebサイトが重く、解決策を探すために「Webサイト 重い」で検索した場合、この検索した言葉が流入キーワードになります。

また、このキーワードをもとに検索をおこない、上位表示されたWebサイトを分析することで、自社サイトの問題点を洗い出すことが可能です。もし、他社サイトと比較し、自社サイトに欠けているものや使いにくい機能などがあった場合には、それが改善すべき点です。それぞれに適した改善策を施して、問題の早期改善を図りましょう。

なお流入キーワードについても、解析ツールを用いた確認が可能です。自社サービスの認知度を測る際にも効果的なため、うまく活用しましょう。

サイトの問題点を洗い出したら次のステップ!改善案を考えよう

サイトの改善案を話し合っている人たち

問題点の洗い出しと分析を終えたら、改善策を検討しましょう。改善策には、問題点ごとに効果的な手法があります。問題点ごとの改善ポイントを理解して、適切な手法で改善を図りましょう。うまく改善できれば、より多くの集客が期待できます。

改善案を検討する項目一覧
  • 表示速度
  • 閲覧数
  • 使用デバイス
  • ユーザー属性
  • 流入キーワード
  • 流入経路 

表示速度

表示速度が遅い場合、いくつかの原因が考えられます。 

まずはWebサイトの重さを確認してください。Webサイトが重くなる原因として、データ量の大きい画像・動画ファイルが考えられます。一つ一つのデータ量の大きさだけではなく、数についても注意が必要です。

データ量が大きい場合には、その分通信回数が増えるため表示速度が遅くなります。Webサイトに多くの画像を使用しているときは、「画像を減らす」「データを圧縮する」などの対処が必要です。

動画であれば「埋め込み」を活用してみましょう。動画を埋め込みにすれば、Webサイトに直接アップロードする必要がないため、ページを軽くできます。ページが軽量化できれば、表示速度の改善も見込めます。

表示速度の改善には、複数のファイルをまとめたり、圧縮したりするのも効果的です。JavaScriptなどのファイルが複数に分かれていると、通信回数が多くなるため、表示速度が遅くなる場合があります。ファイルをまとめることで通信回数を減らせるため、表示速度の改善も可能です。

また、「zip圧縮」などを活用してファイルを圧縮することで、ファイルを軽くできます。ファイルが軽量化されると、表示速度も改善される場合があります。

プラグインを使用している場合であれば、プラグインのバージョンアップも効果的です。このように表示速度の改善にはさまざまな手段があるため、該当する箇所があればぜひ試してみてください。

閲覧数

閲覧者数が少ないと感じる場合には、SEO対策の実施が有効です。閲覧者を増やすためには、アクセスしやすいとされる検索上位に表示される必要があります。検索上位に入ることで、自社サイトが検索結果画面の先頭付近に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすくなります。目に留まった際、興味をひくようなタイトルであれば、自社サイトへアクセスしてくれるでしょう。

SEO対策をおこなう際には、ユーザーに対して「正確な情報をきちんと届けること」が重要です。ユーザーのためになるような情報を発信していけば、検索エンジンが認識しやすく、評価も高くなります。正確さに欠け理解しにくいサイトだと、検索エンジンも内容を認識しづらく、質の悪いサイトだと判断されるため、検索順位も下がってしまいます。

SEO対策を施す際は、やみくもにキーワードを盛り込むのではなく、ユーザーにとって必要な情報を、読みやすい形で届けることを心掛けましょう。質の高い記事だと認識されると、検索上位に入る可能性があります。

また、SNSや広告など流入経路の改善も併せておこなうとより効果的です。ユーザーに対してさまざまな角度からアプローチをおこなうことで、閲覧数の増加にも期待できます。

使用デバイス 

近年では、ユーザーが使用するデバイスもさまざまです。多様なデバイスへの対応を目指すためには、「マルチデバイス対応」を施しましょう。より多くの方に閲覧してもらうためには、さまざまなデバイスに対応できるWebサイト制作が必要です。マルチデバイス対応のやり方には、2つの方法があります。

【1.デバイスごとに専用ページを作成する】

1つ目は、デバイスごとに専用のページを作成する方法です。使用が予想されるデバイスごとにページを作成し、アクセスがある度に端末に応じたページを表示させます。 

例えば、パソコンからアクセスがあればパソコン用のページ、スマートフォンからのアクセスであれば、スマートフォン用のページを表示させることが可能です。

【2.レスポンシブデザインを取り入れる】

2つ目は、レスポンシブデザインを採用することです。HTMLなどにレスポンシブ対応のコードを組み合わせると、デバイスに応じたレイアウトでページを表示させます。

自分でコーディングして対応することも可能ですが、「デザインツール」などを用いて作成するとさらに効率的です。近年ではさまざまなツールが提供されているため、自社の目的に合ったツールを利用しましょう。

ユーザー属性 

ユーザー属性についてリサーチすることも、うまく活用すればWebサイトの改善に役立ちます。ユーザー属性はあくまでユーザーの傾向を示したものであるため、データ通りにユーザーが動くとは限りません。

しかしながら、これまでの行動を把握できれば今後の予想が立てやすく、効果的な対策を施すことも可能です。ユーザー属性に関する情報は、おもに2つの活用方法があります。

【1.UI(ユーザー・インターフェース)の改善】

どのような方がサイトを訪れているかが分かると、UIの改善に役立ちます。UIとは、フォントやボタンなどユーザーがサイト上で利用する環境のことです。利用しやすい環境を提供することで、ユーザーはページから離脱しにくくなり、成果へと導きやすくなります。

例えば、自社サイトへ女性が多く訪れているのであれば、女性が好むようなデザインに変更が必要です。このようにユーザー属性を活用すれば、訪れるユーザーに適したWebサイト構築ができます。

【2.コンテンツの見直し】

ユーザー属性は、コンテンツの見直しにも有効です。「Googleアナリティクス」などの解析ツールを活用すると、ユーザーの興味や関心がある分野を知ることができます。思考がある程度分かれば、今後の動向を推察することも可能です。ユーザーに合わせたレイアウトを提供すれば、成果にもつながりやすくなります。

ユーザー属性は、その他にもさまざまな形で応用が可能です。ユーザーの行動をもとに、あらゆる面からアプローチをおこないましょう。

流入キーワード 

流入キーワードの改善を検討する際には、「CTR(クリック率)と検索順位」を分析して、適切な対策を打つ必要があります。

まずは、検索順位が高いキーワードであるにも関わらず、CTRが低い場合です。

この場合、検索結果の表示部分で、ユーザーの興味・関心を十分に獲得出来ていない可能性があります。キーワードの検索順位が高いにも関わらず流入しないということは、わかりづらさなど、文言に何らかの問題がある可能性も考えられます。

ユーザーは、タイトルや説明文を見て興味が湧いたページへアクセスします。そのため、タイトルや説明文の改善が必要です。興味をそそられるようなタイトルに変更したり、魅力的な説明文を掲載したりして、ユーザーに興味を持ってもらいましょう。

続いて、検索順位が高くないキーワードでも、CTRは高い場合です。

これは、上位表示されたページではユーザーのニーズを満たせていないことを意味します。検索順位が低いということは、ページの後方に表示されるはずです。

検索結果で後方に表示されているのにも関わらず、CTRが高いということは、多くの方がページを訪れています。つまり、ユーザーが先頭のページでは目的を果たせず、後方のページでやっとニーズを満たせたということです。

この場合には、検索上位のキーワードを取り入れ、ページの内容を充実させることで、さらなるアクセスの増加に期待できます。まずは該当するキーワードを検索して、ユーザーの目的を把握することからはじめましょう。

流入経路

流入経路を改善する場合、まずは流入経路の整理から始めてください。流入経路によって適した改善策が異なるため、自社にユーザーがどこからたどり着いているかを把握することが必要です。流入経路の把握ができたら、それぞれに適した改善策を施します。

自然流入を増やしたい場合には、SEO対策が効果的です。自社サイトを認知してもらえないとアクセスが見込めないため、ユーザーに存在を知ってもらえるように、検索上位表示を目指しましょう。

有料流入を増やしたいときは、広告の活用がおすすめです。広告には、Web広告やDMなどさまざまなものがあります。使用する媒体や内容を工夫しましょう。

SNS流入を増やしたいときは、配信のタイミングや内容などを見直してみてください。また、看板の役割を持つプロフィールページの「アイコン」の改善も効果的です。

最後は、直接流入を増やすアプローチです。直接流入は、QRコードやメールマガジンからの流入がおもな経路となります。パンフレットやフリーペーパーを活用している場合であれば、配布方法を検討してみましょう。

まとめ

Webサイトによる集客は、多くの企業が課題に感じており、改善に向け積極的に取り組んでいます。そのような状況のなかで、競合他社より優れたサイトを制作するのは容易ではありません。問題点や課題が見つかれば、早急に改善する必要があります。改善するときにおさえておくべきポイントは以下のものです。

この記事のポイント
  • 効果的な対策を打つためにも、適切なやり方で改善ポイントを見つける
  • 現状把握は、項目ごとに正確に把握する
  • 項目ごとに適した改善を施すことが大切

Webサイトの問題点をきちんと洗い出し、適切な改善を施すことでより多くの集客を目指しましょう。

課題抽出と的確なアプローチによるWebサイト改善

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。