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SEO
Update: 2023/12/16

間違えたら集客激減|サイトリニューアルに気をつけたいSEO対策の3つのポイント

サイトリニューアルの際にSEO対策をしっかりとおこなうことで、検索順位に良い影響を及ぼすことがあります。一方で、SEO対策を無視したサイトリニューアルは検索エンジンからの評価が下がり、ユーザーが辿り着けなくなる可能性が高いです。

  • サイトリニューアルを考えている人
  • Webサイトをうまく活用できていないのでリニューアルして集客したい人
  • Webサイトからの売上をもっとアップさせたい人

この記事では、サイトリニューアルのSEOの効果や注意点などを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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サイトリニューアルとSEOの関係性

SEOを書かれた文字

Webサイトのリニューアルは、SEO(検索エンジン最適化)に大きな影響を及ぼします。リニューアルは検索エンジンによるサイト評価を改善する絶好の機会です。一方で、間違ったアプローチを取るとSEOの効果を損なうリスクも伴います。

サイトリニューアルの際にSEOに影響が出る理由は、サイト構造やUI/UX、URLが変わるからです。SEOにとってわかりやすいサイト構造や、ユーザーにとって使いやすいUI/UXにすることが、SEO向上への近道となります。また、適切なリダイレクトのやり方についても覚えておく必要があります。

ここでは、サイトリニューアルとSEOの関係性について、重要なポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。

サイトリニューアル時に内部SEOの改善を図る

サイトリニューアルの際には、内部SEOの改善に特に注意を払う必要があります。そもそも内部SEOとは、サイト内でおこなう改善のことです。

外部対策サイト外でおこなうSEO対策のこと。被リンクや広報・PRなど。
内部対策サイト内でおこなうSEO対策のこと。コンテンツの作成やWebサイトの最適化など。

サイトリニューアルの際にできる内部対策には、Webサイト構造の最適化、メタデータの見直し、キーワード戦略の再検討、コンテンツの質の向上などが含まれます。

サイトの表示速度の向上やモバイルフレンドリーな設計も、検索エンジンに評価される重要な要素です。これらの改善をおこなうことで、検索結果におけるサイトのランキング向上を図ることができます。

間違ったサイトリニューアルをするとSEOの効果が下がる

右肩下がりのグラフ

間違ったサイトリニューアルは、SEOの効果を大きく下げる原因となります。たとえば、以下のような変更をおこなうと、Googleの評価に悪影響を及ぼす可能性が高いです。

  • 重要なコンテンツの削除
  • URL構造の大幅な変更
  • 301リダイレクトの不適切な設定
  • ユーザービリティの低下

サイトリニューアルにおいて、ユーザー視点でのわかりやすさ使いやすさは意識していることでしょう。しかし、SEOにおいてもサイト構造を把握しやすく、Googleの使いやすいサイトの基準を満たしていることなどが重要です。

リニューアルプロセスにおいてSEOへの影響を常に意識し、慎重に計画しましょう。

SEO対策を施したサイトリニューアルのポイント

リニューと書かれた黒板

サイトリニューアルをおこなう際、SEO対策は非常に重要です。適切なSEO対策をおこなうことで、サイトの検索エンジンでの評価が高まり、より多くのトラフィックを獲得することが可能になります。これから、サイトリニューアルにおける際の、SEO対策の主要なポイントを紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

狙っていくキーワードやテーマを見直す

サイトリニューアルを機に、狙うべきキーワードやテーマの見直しをおこなうことが重要です。市場やターゲットユーザーの変化に合わせて、最適なキーワードを選定し、これらをサイトのコンテンツやメタデータに反映させましょう。

たとえば、引越し業者を比較し紹介するサイトのキーワードを「引っ越し」とします。このキーワードは、競合が強く評価を得られていない場合に「一人暮らし 単身 引越し 比較」といった上位表示を狙いやすく、まずは評価を得やすいキーワードに変更することをおすすめします。

このように、専門性の高いテーマやニッチな分野にフォーカスすることで、特定のターゲットに対して高い効果が期待できます。キーワードやテーマの選定は、サイトの検索エンジン最適化において基本となるため、慎重におこなうことが重要です。

コンテンツを精査する

コンテンツはSEOにおいて最も重要な要素の一つです。リニューアル時には、既存のコンテンツを精査し、質の高いものは維持しつつ、古くなったり関連性の低いものは更新または削除します。たとえば、順位が高かったりCVRが高い記事は質が高く、順位が低く内容の薄い記事は質が低いことが考えられます。

また、ユーザーにとって有益で関連性の高い新しいコンテンツを追加することも重要です。コンテンツの精査には、キーワードの適切な配置、情報の正確性、読みやすさ、ユーザーのエンゲージメントを促進する要素の組み込みなどが含まれます。優れたコンテンツは、サイトのSEOパフォーマンスを大きく向上させるため、リニューアルの際に特に注意を払うべき項目です。

内部対策できていないものを進める

サイトリニューアル時にチェックすべき内部対策をリストにしたので、ぜひ参考にしてください。

今回は特に重要な内部対策の「2.パンくずリストを設置する」「3.内部リンクを精査する」「10.表示速度の改善」と、外部対策である被リンクについても、詳しく解説していきます。

パンくずリストの設置

パンくずリストの設置は、Webサイトのユーザビリティ向上とSEOの強化に効果的な手段です。そもそも、パンくずリストとは、Webページ上部に表示される、ユーザーが現在サイト内のどの位置にいるかを示すナビゲーションのことを指します。

この機能により、ユーザーはサイト内で容易に過去のページに戻ることができ、サイトの構造を理解することが可能です。また、検索エンジンのクローラーもサイトの構造をより効率的に理解できるため、SEOにとってもプラスとなります。

パンくずリストが長くなればなるほど、サイトの構造は複雑でわかりにくなるため、3クリック以内にトップに戻れることが理想です。しかし、あくまで目安のため、自社のWebサイト構造に合わせて設定しましょう。

内部リンクの精査

内部リンクとは、Webサイト内の異なるページ間を結ぶリンクのことを指します。内部リンクを戦略的に配置することで、以下のようなメリットを得ることができます。

  • 検索エンジンのクローラビリティが向上し、サイト内コンテンツの関連性と権威性が強化される
  • ユーザーが関連情報に簡単にアクセスでき、サイト内の滞在時間が増加する
  • 重要なページへのリンクが多くなると、ページのSEO価値が高まる

ただし、がむしゃらに内部リンクを指せばよいわけではありません。ユーザーの視点から見て適切な位置に気になる記事リンクがあり、回遊させることが目的となります。内部リンクの構造を上記のような視点で見直し、最適化することは、効果的なSEO戦略に欠かせません。

表示速度の改善

Webサイトの表示速度は、ユーザーエクスペリエンスとSEOの両方に大きな影響を与えます。表示速度が遅いと、ユーザーの離脱率が高まり、検索エンジンによる評価も低下する可能性が高いです。

そもそもWebサイトが適切な表示速度であるかは、GoogleのPageSpeed Insightにアクセスして確認してみましょう。スコアが90以上であれば、ページ速度は十分に速いです。また、PCとモバイルでそれぞれ確認することができるので、両方チェックしてみてください。

万が一、ページの表示速度が遅い場合は、画像の最適化、キャッシュの利用、不要なJavaScriptの削減などにより、サイトのロード時間を短縮すること可能です。表示速度の改善は、ユーザーのサイト滞在時間を延ばし、検索ランキングの向上に貢献します。

外部被リンクの獲得

外部被リンクとは、他のWebサイトからのリンクを指します。被リンクはサイトの検索エンジンにおける権威性を高める重要な要素です。質の高い被リンクは、検索エンジンに対してサイトの信頼性と関連性を示すため、SEOにおいて大きな価値を持ちます。

質の高い被リンクとは、政府や公的機関からのリンク、ドメインランクの高いサイトからのリンクなどです。一方で、ドメインランクが低いサイトや関連性が低くオフィシャルではないサイトからのリンクは、SEOでは逆効果になります。

被リンクを獲得するためには、質の高いコンテンツの作成、関連する業界のイベントやセミナーへの参加、他のWebサイトやブログとのコラボレーションなどが有効です。これらの活動を通じて、自然かつ持続的な被リンクを獲得することが、長期的なSEO戦略において重要になります。

サイトリニューアルをする際の注意点

ポイント

Webサイトのリニューアルは、新しい外観や機能を提供することができますが、検索順位や既存のトラフィックに影響を及ぼす可能性があります。リニューアルを成功させるためには、SEOへの影響を最小限に抑えつつ、ユーザー体験を向上させることが重要です。

ここからはWebサイトをリニューアルする際の、以下の注意点について詳しく紹介していきます。

正しいリダイレクトをする

サイトリニューアル時には、URL構造が変更されることがよくあります。この際、旧URLから新URLへの正しいリダイレクト設定が必要不可欠です。301リダイレクトを適切に設定することで、旧URLへのリンクや検索エンジンの評価を新しいページに引き継ぐことができます。これにより、検索エンジンによるランキングの急激な低下を防ぎ、既存のトラフィックを新サイトにスムーズに移行させることが可能です。

リダイレクトは、サイトリニューアルの際にあまり重要視されていないことも多いですが、SEOにとって極めて重要なプロセスになります。正しくリダイレクトを設定することで、サイトの評価を維持しつつ、リニューアルの利点を最大限に活かしましょう。

むやみにタイトルやディスクリプションを変更しない

サイトリニューアル時に、ページのタイトルやメタディスクリプションをむやみに変更することは避けるようにしましょう。なぜなら、これらの要素は検索エンジンによるサイトの評価や検索結果におけるクリック率に大きな影響を与えるからです。特に既に検索エンジンで高い評価を受けているページでは、むやみな変更は逆効果となる可能性があります。

コンテンツの内容は良いけれど検索エンジンで評価を得てない場合は、タイトルとディスクリプションがページの内容と合っているかを確認しましょう。タイトルとディスクリプションを変更する際は、そのページがどのように検索エンジンに表示され、ユーザーにどのような印象を与えるかを慎重に考慮することが重要です。

削除するコンテンツなどもしっかり考える

サイトリニューアルに伴い、古いコンテンツや不要と思われるページの削除を検討することがありますが、この際も慎重な判断が必要です。

削除すべきページと残すべきページを正しく見極めることは、サイト全体のSEO評価に大きな影響を与えます。特に、トラフィックが多いページや、質の高い外部リンクを持つページは、SEO価値が高いため、軽はずみに削除しないよう注意が必要です。コンテンツの削除はサイトの構造に影響を及ぼすため、削除することでサイト全体の評価が下がる可能性もあることを念頭に置いておきましょう。

逆にトラフィックの少ないページや重複しているページなどは、質の低いコンテンツに該当します。それらのコンテンツを削除する場合は、適切なページへの301リダイレクトや、404ページを表示するようにしましょう。

まとめ

サイトリニューアルは、多くのメリットをもたらしますが慎重な計画と実行が必要です。特にSEOに関しては、サイトの構造変更、コンテンツの更新、リダイレクトの設定など、多くの要素が検索エンジンの評価に影響を与えるため、注意が必要となります。タイトルやメタディスクリプションの変更は慎重におこない、重要なコンテンツの削除はサイト全体の価値に影響を及ぼす可能性があるため、よく吟味することが必要です。

また、リダイレクトの適切な設定により、サイトのトラフィックやSEOの評価を維持し、新しいサイトへのスムーズな移行をおこなえます。これらのポイントを念頭に置きながらリニューアルを進めることで、サイトの効果的な改善と長期的な成功が期待できます。

著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。