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Update: 2024/5/5

採用サイトの成功事例15選!必要なコンテンツと制作に失敗しない方法

採用サイトとは、企業の採用活動に特化したWebサイトのことです。主に求職者に向けて、仕事や職場の情報、企業理念などを掲載します。求職者は就職活動のとき、より多くの情報を求めています。

しかし求人媒体などでは、掲載できるスペースが限られているため、取得できる情報は決して多くありません。サイト全体のスペースを使用できるため、求職者へより多くの情報を伝えられます。

採用サイトを制作するときは、この記事で説明するポイントをおさえておきましょう。企業の採用担当の人は、ぜひ参考にしてください。

  • どのような採用サイトが成功しているのか知りたい人
  • 掲載すべきコンテンツがわからない人
  • 採用サイトの制作に失敗したくない人
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採用サイトの成功事例15選

採用サイトを運営する企業のなかには、魅力的なコンテンツを掲載し、採用活動に成功した事例もあります。採用サイトの運営を成功させるには、実際に運営に成功しているサイトを参考にすることも大切です。良い点を自社の採用サイトにも活用すると、クオリティの高いコンテンツが制作できます。まずは、採用サイトの成功事例を見てみましょう。

採用サイトの制作で成功した企業
  • 「サントリーホールディングス株式会社」
  • 「講談社」
  • 「Chatwork株式会社」
  • 「LINE株式会社」
  • 「株式会社Suneight」
  • 「株式会社ニトリ」
  • 「株式会社三井住友銀行」
  • 「日清食品グループ」
  • 「ナイル株式会社」
  • 「株式会社良品計画」
  • 「雪印メグミルク株式会社」
  • 「株式会社プラットイン」
  • 「株式会社オリエンタルランド」
  • 「株式会社リクルート」
  • 「株式会社 博報堂」

「サントリーホールディングス株式会社」

サントリーホールディングス株式会社は、酒類のメーカーとして認知されている企業です。ビールなどの酒類をはじめ、清涼飲料水の製造や販売も行われています。2014年からはウィスキー作りにも挑戦しており、テレビ小説のモデルとして話題になりました。

サントリーホールディングス株式会社の採用サイトは、創業者の口癖であった「やってみなはれ」をコンセプトにしているのが特徴です。アニメーションをはじめ、サイトの至る所でよく使用されています。また会社の紹介ページでは、会社に続く歴史や営業戦略などの情報がカラー別に分けられており、見やすいレイアウトとなっています。サイト上部には求職者に対して、「サントリーグループ Webセミナー」という、企業の紹介動画を設置していることもポイントです。

「講談社」

講談社は、さまざまな書籍を扱っている出版社です。小学館や集英社とならび、日本における大手出版社のひとつに入ります。書籍ではコミックをはじめ、小説や教養など幅広いジャンルを扱っていることが特徴です。創業以来、出版を通して社会の繁栄と平和に貢献することを理念としています。

講談社の採用サイトではファーストビューに、イラストを使用しているのがポイントです。キャッチコピーをサービス内容に反映させることによって、不思議な世界観が演出されています。加えて採用情報のあとには、講談社のプロジェクトレポートや企業情報が紹介されており、下部では自社の紹介をアニメ動画で掲載しています。アニメやイラストをたくさん使用できるのは、出版社ならではのデザインといえるでしょう。

「Chatwork株式会社」

Chatwork株式会社は、クラウド型ビジネスチャットツール「Chatwork」の提供を行っている企業です。2011年にリリースされたChatworkは、充実した機能が搭載されているにもかかわらず、誰でも簡単に利用できることから多くの企業に導入されています。Chatworkには豊富な機能が搭載されているため、導入すれば業務の効率化を図ることが可能です。

Chatwork株式会社の採用サイトは、メッセージ性が高いことが特徴です。ファーストビューでは、はじめに「野心と確信」という文字が大きく表示されます。働き方やミッションなどが明確に記載されているため、求める人材像がはっきりと伝わってきます。また社員の在宅グッズの紹介など、ユニークなコンテンツが取り入れられているのもポイントです。

「LINE株式会社」

LINE株式会社は、コミュニケーションアプリの「LINE」を提供する企業です。LINEはスマートフォンの基本機能として搭載されていることが多く、幅広い年齢層に認知されています。またLINE株式会社はコミュニケーションアプリに限らず、インターネット関連などさまざまな事業を展開しています。インターネットを通じて、世界中の人々やサービスとのつながりをもち、心地よい関係性を構築することがガバナンスのひとつです。

採用サイトのデザインはシンプルで、LINEと同色のカラーをメインで使用されています。認知度の高いアプリであるため、求職者も親近感が湧きやすいでしょう。また求職者が職種などの情報を探しやすいように、職種がカテゴリーごとに分けられています。Q&Aコーナーや問い合わせも設置されているため、不明な点があっても解決ができるようになっています。

「株式会社Suneight」

株式会社Suneight(サンエイト)は、動画関連のマーケティングを行う企業です。法人向けのYouTubeやTikTokなどを中心に、ビジネスアカウントの運用や管理を行っています。取引企業に対しては撮影から編集までを請け負うこともあり、SEOの観点からも運用をサポートしてくれます。そのため配信企業の商品やサービスを知らない顧客に対しても、幅広くアプローチすることが可能です。

株式会社Suneightの採用サイトの特徴は、非常にシンプルなデザインとなっています。サイト内には動画や多くの画像枚数はなく、厳選された1枚の画像のみです。ただ必要な情報は漏れなくインプットされており、知りたい情報を見つけやすくなっています。シンプルなデザインをしたいときは、参考にしたいサイトのひとつといえるでしょう。

「株式会社ニトリ」

株式会社ニトリは、家具・インテリア用品などの販売を行う企業です。「住まいの豊かさを世界の人々に提供する」ことをロマンとして掲げています。このロマンを原点とし、30年ごとに明確な数字で目標を立てているとのことです。現在は国内で700以上、海外に100店舗ほどのチェーンストアから、インターネットによる通信販売まで幅広く事業を展開しています。

株式会社ニトリの採用サイトは、高いデザイン性とコンテンツの充実性が魅力です。企業情報・採用情報などについて、大きく3つのコンテンツに分けて情報が掲載されています。また時価総額や売上高などは難しい内容は、イラストと数字でより分かりやすく掲載されているなど、読者への配慮もうかがえます。そのため求職者の方もパッと見ただけで、イメージがしやすいでしょう。

「株式会社三井住友銀行」

株式会社三井住友銀行は、親しみやすいキャッチフレーズのCMでもお馴染みの企業です。三井住友フィナンシャルグループ傘下の企業となり、複数の金融サービスを提供しています。お客様に価値あるサービスを提供し、共に成長することを企業理念に掲げています。また勤勉で意欲的な社員が存分に能力を発揮できる職場つくりに取り組まれているのも特徴です。

三井住友銀行の採用ページは、黒を背景としており、協調されている部分は黄色や白が用いられています。そのためインパクトを出しつつ、スッキリとした印象を受けるレイアウトとなっています。また背景にはアニメーションが取り入れられており、下へスクロールすると別のアニメーションへ切り替わる仕組みです。説明に動画を用いているページもあり、訪れた方を飽きさせない工夫が取り入れられています。

「日清食品グループ」

日清食品グループは食料品の製造・販売を行う企業です。即席麵などを中心に、菓子や飲料も販売を行っています。即席麺のなかには、ロングセラー商品も複数存在しており、累計販売数は500食を超える商品もあります。日清食品の主なイメージカラーは、赤と黒です。そのため採用サイトでも、赤と黒が基調にされています。またトップページではアニメーション動画が使用されており、CMでおなじみのキャラクターも登場します。

日清食品のキャラクターは認知度もあるため、求職者も親近感が湧きやすいはずです。なお、会社代表メッセージのページでは、上部の背景にアニメーションを使用していますが、下部へスクロールすると白を基調としたシンプルな背景に切り替わります。メッセージがより強調されたような印象を受けるため、求職者へも内容が伝わりやすいでしょう。

「ナイル株式会社」

ナイル株式会社はデジタルマーケティング、モビリティサービスなどを展開する企業です。SEOやコンテンツマーケティングを基準に、デジタルマーケティング支援を行っています。ビジネスに変革をもたらすため、自社のノウハウを活かしたコンテンツ制作が行われているのもポイントです。SEOやデータ解析など優れた実行力で、企業の課題解決に取り組まれています。

ナイル株式会社の採用サイトは、社員インタビュー中心の構成となっていることが特徴です。求職者にも、社内の雰囲気が伝わるようなコンテンツがたくさん掲載されています。またボタンリンクは水色で囲われており、分かりやすいデザインです。スクロール中であったとしても、必要な情報が探しやすいでしょう。

「株式会社良品計画」

株式会社良品計画は、無印良品やMUJIブランドの販売を行っている企業です。「公益人本主義経営」を経営方針として掲げており、買い手が心の底から満足し、地域社会に根差した活動が公益に寄与する経営を実践されています。株式会社良品計画の採用サイトは、シンプルなデザインとなっていることが特徴です。

背景は白をベースとしており、スッキリとした印象を与えます。またサイト内で、社員の詳細な紹介ページを掲載していることもポイントです。トップページ下部には社員の方の写真が掲載されており、クリックすると社員の方に関する経歴・携わる業務などを閲覧できます。働いている方の詳細を知ることができるため、求職者も入社後のイメージがしやすくなるでしょう。

「雪印メグミルク株式会社」

雪印メグミルク株式会社は、食料品の製造や販売を行う企業です。牛乳や乳製品を中心に、食品の開発を行っています。雪印メグミルク株式会社の商品は、ミルクを原料としたものが有名です。ヨーグルト・バター・チーズなどの商品開発を中心とし、ミルクの新たな価値を見出すための取り組みを行っています。

雪印メグミルク株式会社は、「未来は、ミルクの中にある。」がコーポレートスローガンです。そのため採用サイトでも、ミルクをイメージした白と水色がベースにされています。また文字にもこだわりが感じられ、牛を連想させるようなデザインです。画面をスクロールする度に、ミルクが滴るような動きをすることも、ユニークな点といえるでしょう。

「株式会社プラットイン」

株式会社プラットインは、ブランディングやマーケティングなどの事業を展開する企業です。事業展開ではDX分野を中心としており、将来的にはプラットフォーム事業にて大きな利益を出すことを目標とされています。たた現在のところ、プラットフォーム事業の規模は大きくなく、採用DXおよびマーティング事業が主力です。

株式会社プラットインの採用サイトは、事業のイメージを取り入れたユニークなデザインとなっています。デジタル化のメリットは、さまざまな業務を電子化し、業務の効率化が図れることです。採用サイトではこのスピード感を表すために、サイト全体の構成が電車に見立てられています。例えば企業情報などの各詳細ページを「駅」、ページ移動するためのボタンを「ここで降りる」など、まさに電車を連想させるデザインとなります。スピード感があるという意味では、事業内容であるDXを感じさせるものがあるといえるでしょう。

「株式会社オリエンタルランド」

株式会社オリエンタルランドは、インフラ整備をはじめとする「街づくり」を担う企業です。展開する事業は幅広く、広告・物流・飲食から商品開発まで、さまざまな事業を運営しています。50年100年先の「夢・感動・喜び・やすらぎ」をコンセプトとして掲げられています。

株式会社オリエンタルランドの採用サイトは、画像が豊富に使用されていることが特徴です。ページ上部にある画像は業種ごとに分割されており、求職者がイメージしやすくなっています。また採用ページが、細かくページ分けされているのもポイントです。新卒者・経験者・準社員などのように、募集形態ごとにページが作成されています。求職者は具体的な情報を得られるため、イメージがしやすいでしょう。

「株式会社リクルート」

株式会社リクルートは、求職者向けのさまざまなサービスを展開している企業です。ITを活用したビジネスモデルは、多くの企業の採用活動を支えています。株式会社リクルートの概念は「価値の源泉は人」となっており、人材と企業を結び付けるサービスが提供されています。また世の中の「不」を解消するという考え方をもって、事業を展開しているのも特徴です。

「不」には、不安・不信・不満などのように、マイナスな印象を与える言葉が多く存在します。「不」の解決を掲げる株式会社リクルートの採用サイトでは、求職者に安心感を与えるようなコンテンツが、豊富に掲載されているのがポイントです。トップページではキャッチコピーともいえる「不」の解消をはじめ、応募職種や企業説明動画など、就職活動に必要な情報がずらりと並んでいます。求職者は必要な情報を漏れなく取得できるため、応募の判断がしやすくなるでしょう。

「株式会社 博報堂」

博報堂は日本の広告代理店として、長い歴史を持つ企業の一つです。人間を生活者として捉え、深く洞察することを発想の原理としています。博報堂は告知ビジネスを通じて鍛え上げた想像力を活かし、国内外で生活者発想を活かしたサービスを提供。社会に新しい価値を提供することを目的に、現在では「答えは、君にある」というキャッチコピーを掲げています。

このキャッチコピーは、博報堂の新卒採用ページのファーストビューに掲載。該当箇所には蛍光色が使用されているのに対し、背景は白が基調となっていることもあり、閲覧者にインパクトを与えます。また、サイト全体のデザインも非常にシンプルなことが特徴です。白い背景に黒い文字で記述したコンテンツが中心で、スッキリと見やすいレイアウトになっています。

採用サイトに必要なコンテンツ

企業によって採用サイトに掲載するコンテンツはさまざまですが、必ず載せておくべきものがあります。必要な情報が得られなければ、求職者は応募すべきか判断ができず、応募は見込めないでしょう。採用サイトに必要なコンテンツには、以下のようなものが挙げられます。

  • 募集要項(職種など)
  • 選考フロー
  • 企業情報
  • 働いている社員からのメッセージ
  • 会社代表からのメッセージ
  • 福利厚生や待遇、教育制度など
  • 企業にまつわる数字
  • 企業の紹介動画

募集要項(職種など)

採用サイトにおける募集要項とは、必ず必要なコンテンツといえます。採用サイトを立ち上げる主な目的は求人です。募集要項は求職者にとって、重要な項目となるためより具体的に記載する必要があります。採用サイト内に載せる内容としては、主に以下のようなものが挙げられます。

  • 募集する職種
  • 業務内容
  • 就労時間
  • 給与などの待遇
  • 応募要件   など

給与などの待遇は求職者が求める重要な情報です。給与と一口にいっても、種類はさまざまです。基本給や交通費などを分けて具体的に記載することで、求職者もイメージがしやすくなります。また応募要件では、自社の求める人材についての詳細を記載します。応募要件についても具体的に記載することが、求職者とのミスマッチを減らすことにつながるでしょう。

選考フロー

選考フローも、求職者が把握しておきたい情報のひとつです。就職難な現代において、求職者は選考が決まっておらず、日々生活を送るだけで毎日不安だという方も少なくありません。選考フローを提示することで、求職者が就職活動の計画を立てやすくなるため、安心感を与えられるでしょう。

また求職者のなかには、自社以外にも複数の企業に応募している方も多くいます。選考フローが明確で安心感があると、自社を選んでもらいやすくなります。選考フローで掲載しておきたい内容は、以下の通りです。

  • 応募方法(Web、メール、電話、書類郵送など)
  • 応募後の流れ(書類選考や面接までの期間など)
  • 選考結果までの流れ(結果通知までの期間、通知方法など)
  • 入社までの大まかな流れ

近年では採用サイトなどWebを通した応募方法も増加している傾向にあります。採用サイトで求人を行うときは、応募フォームや応募ボタンなどは分かりやすいようにしておきましょう。

企業情報

企業の基本的な情報のことです。企業の全体像をつかめるように工夫することで、求職者は入社後のイメージがしやすくなります。求職者は応募先の企業に対して「自分にできるかな」などの不安を感じるものです。そのため給与や待遇のみで、応募を判断しているわけではありません。自分が続けていけるか判断するために、求職者は企業の情報も求めています。企業情報として掲載しておきたい項目としては、以下のものが挙げられます。

  • 社名(振り仮名・英語表記付)
  • 代表者名(代表挨拶を載せても良い)
  • 本社所在地、各拠点の住所
  • 創業年度
  • 企業の沿革(歴史の長い企業は別ページに記載すると良い)
  • 資本金
  • 事業内容(詳細は別ページにて紹介)
  • 主要取引先
  • 従業員数

所在地などはGoogleマップとリンクさせておけば、面接のときなども求職者が迷わずたどり着けます。

働いている社員からのメッセージ

働いている社員からのメッセージを掲載するのも効果的です。職場の人間関係については、退職理由としてもよく上位に挙げられています。そのためどのような方が働いているのかなどは、気になる求職者も多いでしょう。しかし求職者の方が社員などの情報を知る機会は、ほとんどありません。採用サイトに働いている社員のメッセージを掲載することで、求職者も応募先の雰囲気などをつかめるでしょう。

採用サイトで社員の情報を届ける手段としては、社員インタビューの動画や社員のブログ業務風景の画像を掲載するなどが挙げられます。特にインタビュー動画などでは、声を聞くことができるため、求職者もよりイメージがしやすくなります。働いている社員に憧れて応募を決める求職者もいるため、現場の雰囲気が伝わるようなコンテンツを制作しましょう。

会社代表からのメッセージ

会社代表のメッセージは、自社の理念や目的などを理解してもらうことが目的です。共感が得られた求職者は、自社に魅力を感じてくれるでしょう。求職者が自社に魅力を感じてくれると、応募にも期待できます。会社代表メッセージは人物が自分の言葉を伝えることになるため、共感を得やすいのが特徴です。メッセージでは、ビジョンや想いを具体的に伝えるようにしましょう。

なお、会社代表のメッセージでよく掲載される内容としては、以下のようなものがあります。

  • 今後どのような展開を考えているのか
  • 目標を達成するためのミッションは何なのか
  • この企業に入社するとどのような成長ができるのか    など

上記のような内容を盛り込むことで、求職者も企業と自分の将来をイメージしやすくなります。

福利厚生や待遇、教育制度など

近年では福利厚生や待遇、教育制度などは求職者が就職活動で必要とする情報ランキングの上位に入るものです。このようなデータが複数存在していることからも、求職者の関心が高いことがうかがえます。一方で福利厚生や待遇を充実させる企業も増えており、自社に魅力を感じてもらうには他社との差別化が必要です。

福利厚生については、カフェテリアプランなどを導入する企業も増えています。カフェテリアプランとは、用意されたプランにあるメニューから、社員が好きなものを選んで利用できるサービスです。社員のニーズにマッチしやすいことから人気があるため、採用サイトでアピールすれば、求職者の興味を引きやすいでしょう。また新人研修制度を紹介している採用サイトもあります。入社後のイメージがしやすくなるため、求職者の不安を和らげることができます。

企業にまつわる数字

採用サイトには、企業にまつわる数字を記載することも有効です。数字は根拠を明確に示せるため、信ぴょう性が高く、求職者へも安心感を与えられます。採用サイトでは、以下のような項目でよく数字が用いられています。

【企業に関する情報】

  • 売上高
  • 社員数の推移
  • 社員の平均年齢
  • 産休の取得率    など

【待遇に関する情報】

  • 残業時間
  • 男女比と育休の取得実績
  • 有給休暇の取得率
  • 年間の休日数   など

なお、数字を記載するときは、グラフや図などを同時に掲載するとより効果的です。認識がしやすくなるため、求職者もイメージがしやすくなります。図やグラフに工夫を凝らせば、オリジナリティ要素となり、他社との差別化も図れるでしょう。

企業の紹介動画

採用サイトには、企業の紹介を動画で掲載するのも有効です。求職者が応募先企業の内部情報をリサーチするのは、容易ではありません。仮に内部情報を文字で紹介したとしても、実際の雰囲気などは伝わりにくいでしょう。動画を活用することで、文字だけでは伝えられない細かな部分まで求職者へ伝えられます。

例えば動画では、社員同士の何気ない会話なども発信できます。このような細かな情報は、写真などでは伝えることができません。求職者にも細かい内容が伝わるため、入社後のイメージがしやすくなります。ただし企業紹介で動画を用いる企業は、少なくありません。企業の紹介動画を掲載する際は、キャッチーな方法で伝えることで他社との差別化を図れます。

採用サイトの制作に失敗しない方法

採用サイトでは求職者に対して、いかに自社の魅力を伝えるかがポイントです。しかし制作がうまくいかないと、求職者に自社の魅力が伝わりません。魅力を感じない企業へ、応募しようと思う求職者は少ないでしょう。採用サイトの制作に失敗しないためには、以下の点に気を付けましょう

見出しのポイント
  • ターゲットを明確にする
  • 求職者が求めている情報を漏れなく掲載する
  • 採用サイトの役割や方向性を決める
  • リアルを伝える
  • 他社と差別化できるポイントはしっかりと訴求しよう

ターゲットを明確にする

採用サイトでは、ターゲットを明確に設定することが大切です。ターゲットを明確にしておかないと、採用時にミスマッチが起きてしまいます。採用サイトにおけるターゲットとは、主に「企業が求める人物像」のことです。採用活動は、今後の事業展開にも大きな影響を与えます。優秀な人物を採用できれば、大幅な業績アップにも期待できるでしょう。

ただし、単に求人を掲載するだけでは、自社が求める人材が応募してくれるとは限りません。求める人物像と異なる方の応募が多いと、採用効率も悪くなってしまいます。採用効率を上げるためにも採用サイトでは、自社が求める人材の興味を引くようなコンテンツが必要です。まずは自社が求める人物像を明確に決め、興味を引くような魅力的なコンテンツの制作を目指しましょう。

求職者が求めている情報を漏れなく掲載する

採用サイトでは、求職者が求める情報を漏れなく掲載することが重要です。求職者のなかには、日々の生活がかかっている方も多くいます。そのため採用サイトに必要な情報がないと、応募の判断ができません。このような人材を応募につなげるには賃金や待遇、残業手当の有無などを明確に記載するようにしましょう。

また求職者は、年齢や性別によっても求める情報が異なります。例えば若年層の場合、制服や職種のイメージを気にする方も多いでしょう。このような人材に対して、企業理念などを一方的にアピールしても、応募にはつながりません。効率よく採用活動を行うには、採用したい人材が求める情報を発信することが大切です。まずは市場調査を行うなどして、求職者のニーズを把握しましょう。

採用サイトの役割や方向性を決める

採用サイトは求人広告と比べて、より多くの情報を発信できるのがメリットです。賃金や待遇など最低限の情報を掲載するだけでは、求人媒体などでの募集と変わらず、メリットを活かせません。採用サイトでは、求人媒体や求人広告には記載できない情報を掲載することが大切です。

なお、採用サイトの役割や方向性は企業によって異なります。採用効率を上げるためには、自社の目的に適したコンテンツの制作が必要です。例えば幹部候補を募集するのであれば、長期的な育成が必要となるため、ビジョンなどを掲載して将来性をアピールすべきでしょう。対してアルバイトなどを中心に募集する場合には、働きやすさなども伝える必要があります。採用サイトの制作を検討するときは、はじめに役割や方向性を明確に決めておきましょう。

採用サイトの役割や目的については下記の記事にて詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧ください。

リアルを伝える

採用サイトには、リアルな情報を掲載することも必要です。漠然とした情報のみだと、求職者は入社後や業務について、具体的なイメージをもつことができません。特に会社の代表メッセージやビジョン、企業理念などは抽象的になりがちです。数字などを用いながら、具体的な内容を伝えるように心がけましょう。またリアルさを伝えるには、業種におけるデメリットを掲載することも有効です。

世の中にはメリットが強調され過ぎていると、「本当なのか」と疑いを持つ方もいます。それは採用サイトでも同様です。明らかに専門性を要する作業であるにもかかわらず、「簡単にできます」などとアピールしたところで、信じる方は少ないでしょう。「難しい作業でも丁寧に指導するから安心」などのように、デメリットと対応策をセットで伝えることで、よりリアルな情報となります。入社後のミスマッチを減らすことにもつながるため、退職率を減らすことにもつながるでしょう。

他社と差別化できるポイントはしっかりと訴求しよう

近年では業種を問わず、市場は飽和状態となっています。競合他社も多いため、自社に応募してもらうには、他社との差別化が必要です。差別化を図る際には、他社にはない自社のみの魅力を掲載するようにしましょう。求職者は応募先企業の内情をよく理解していないため、さまざまな不安を抱えているものです。もし自社に充実した教育制度がある場合、採用サイトでアピールすると求職者に安心感を与えられます。

また、福利厚生も他社との差別化を図りやすいものです。特別休暇や各種手当など、他社にはない施策を検討してみましょう。市場のニーズにマッチしたものであれば、より多くの応募に期待できます。採用サイトを運用する際は、他社と差別化できるポイントをしっかりと訴求することが大切です。

まとめ

インターネットが普及した現代において採用サイトは、企業の採用活動に欠かせない方法のひとつになりつつあります。募集媒体や求人広告でも募集活動は行えますが、掲載できる情報量に制限があるため、自社の魅力を十分に伝えきれません。採用サイトであれば多くの情報を掲載できるため、自社の魅力を求職者に届けられます。なお、採用サイトを制作するときは、以下のポイントをおさえておきましょう。

この記事のまとめ
  • クオリティの高い採用サイトを制作するには他社の成功事例を参考にする
  • 採用サイトには求職者の求めるコンテンツを掲載する
  • 応募を増やすには失敗しないためのポイントをよく理解しておく

魅力的な採用サイトを制作し、優秀な人材の確保を行いましょう。

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。