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Update: 2024/4/28

【2024年】BtoBサイトのアクセスが減った時に試したい4つの方法

サイトを運用していると、アクセスが減ったと感じる瞬間がありますよね。アクセス数が減っている原因を突き止め、少しでも早くアクセス数を増やしたいものです。今回は、BtoBサイトを運用する方に向けて、アクセスが減った時に試したいことをお伝えします。

  • BtoBサイトの目的と役割を理解したい人
  • アクセス数の減少につながっている原因を突き止めたい人
  • アクセス数を効率的に増やす4つの方法を知りたい人

それではさっそく見ていきましょう。

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BtoBサイトを制作する目的や役割

まずはBtoBサイトを制作する目的と役割について理解しておく必要があります。

なぜなら、目的と役割を理解することで、アクセスが減っていたり、増えていなかったりする原因を把握しやすくなるからです。以下にて詳しく見ていきましょう。

BtoBサイトを制作する目的

BtoBサイトを制作する大きな目的は、見込み顧客を獲得することです。

たとえば、

  • 資料請求
  • 商品の受注
  • お見積りの依頼

などが挙げられます。BtoBサイトの改善を行う際は、これらの目的に準じた施策を考案し、実施していく必要があるということを念頭に置いておきましょう。

BtoBサイトの役割

BtoBサイトの役割は、自社の営業マンに代わってビジネスの入口を作ることです。つまり、先ほど紹介した「見込み顧客の獲得」という目的をサポートすることが役割の一つと言えます。

「ビジネスの入口を作る」というのは、見込み顧客との接点をつくることです。企業がBtoBサイトを運営することで、GoogleやYahooといった検索エンジンはもちろん、TwitterやInstagramなどのSNSからの流入を見込むことができます。これはつまり、それだけ多くの接点を顧客と持つことができるということです。

したがって、さまざまな接点から流入した見込み顧客に「商品・サービスの情報」「企業の情報」などを提供することで、ビジネスの入口(営業マンとの窓口)に導くことがBtoBサイトの役割と言えます。

BtoBサイトのアクセスが減った/増えない原因は?

BtoBサイトのアクセスが減っている、もしくは増えないといった場合には、前章で紹介した「BtoBサイトの役割」が果たせていない可能性があります。

つまり、BtoBサイトが役割を果たせていない理由を把握することで、アクセス数を安定的に向上させる改善策が見つかるということです。

たとえば、下記のような原因が考えられます。

考えられる原因
  • サイトの更新をしていない
  • サイト分析しても改善方法がわからず放置している
  • ターゲットに沿った内容になっていない

それぞれの原因について詳しく見てみましょう。

サイトの更新をしていない

サイトの更新をしていない状態が続くと、下記のようなデメリットを被る可能性があります。

  • 訪問したユーザーに「もう使われていないサイトだ」と思われる
  • 定期的に更新をしている競合サイトに顧客をとられてしまう
  • 訪問したユーザーにブックマークやお気に入り登録をしてもらえない

これらに加え、Googleからの評価が落ちてしまい、検索エンジンにおいても表示される順位が下がってしまう可能性があります。その結果、サイトのアクセス数が伸びづらくなってしまうというデメリットもあります。サイトは、新しいコンテンツを追加することではじめてGoogleにクロールされますから、更新をしていないサイトは一向に評価を受けることができません。

とはいえ、更新すればするほどGoogleから評価され、アクセス数が向上するという訳ではありませんので、その点には留意しておいてください。

サイト分析しても改善方法がわからず放置している

「サイトのアクセス数が全く増えていない」「アクセス数はあるもののCVにつながっていない」など、サイト分析をしたものの、「改善方法が分からないから放置している」という人も多いのではないでしょうか。

当然、サイトの分析を行っただけでは改善につながりません。大切なのは、サイト分析とアクセス解析を行い、適切な改善策を実施することです。つまり、BtoBサイトを効率的に最適化していくためには、訪問したユーザーの行動や流入元などを解析し、何度も改善策を実施していく必要があるのです。

「どうすればユーザーの行動や流入元を解析することができるか」という点については次章で詳しく解説していきます。また、サイト改善の方法について下記の記事にて詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧ください。

ターゲットに沿った内容になっていない

BtoBサイトは、ターゲットに沿った内容であることが必要不可欠です。つまり、ターゲットを自社が獲得したい見込み顧客に設定している場合は、その顧客が求めているであろう情報をコンテンツとして発信していく必要があるということです。

ターゲットの適切な設定方法について下記の記事にて詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧ください。

今運営しているサイトは、ターゲットに沿ったものになっているでしょうか?

もしそうでない場合は、まずターゲットの選定からきっちりと行いましょう。設定するべきターゲットを再認識することができたら、BtoBサイトのアクセス数を解析していきます。アクセス数の解析について次章で詳しく紹介します。

BtoBサイトのアクセス数が減った?増えた?アクセス数の見方

アップダウンしているグラフ

次に「BtoBサイトのアクセス数を解析するための方法」を下記3つに分けて紹介していきます。

BtoBサイトのアクセス数を解析するための方法
  • 自社サイトのアクセス数を確認する方法
  • 競合サイトのアクセス数を確認する方法
  • 比較して分析する方法

自社のサイトを最適化するためには上記3つの方法すべてが重要になってきます。一つずつ順番に確認していきましょう。

自社サイトのアクセス数を確認する方法

自社サイトのアクセス数を確認する方法として、最もポピュラーなのは「Googleアナリティクス」を利用する解析方法です。

たとえば、Googleアナリティクスでは「New Visitor(新規)」「Returning Visitor(リピート)」の訪問の割合を確認することができます。BtoBサイトに訪れるユーザーは、商品やサービスを比較検討するために何度もサイトを訪問することがあるため、リピーターの割合が多い傾向にあります。

そのため、新規の割合と比較してリピーターが少ない場合は、「十分な情報を提供できていない」「ユーザーの興味を引くことができていない」といった理由が原因でアクセス数が伸びていない可能性があります。

リピーターが少ない場合の解決方法として挙げられるのはまず「ユーザーがどのページに遷移しているのか」もしくは「どのページで離脱しているのか」という点を分析することです。

その上でページの改善を行ってください。離脱率の高いページがあった場合は、情報を追記したり、ユーザーにとって不要だと考えられる情報を削除したりすることで改善を図りましょう。

競合サイトのアクセス数を確認する方法

競合サイトのアクセス数を確認するためには、専用のツールを利用する必要があります。ツールを利用することで、競合サイトの「PV数」「滞在時間」といった情報を得ることが可能です。

たとえば、イスラエル発祥のツール「SimilarWeb(シミラーウェブ)」は先ほど紹介した「PV数」「滞在時間」に加え、「直帰率」「流入経路」などを確認できます。

また、SimilarWebを利用することで、競合サイトがアプローチしているターゲットやコンテンツの成果などが確認できるため、0からサイトを構築する際の土台作りにも活用できます。もちろん、自社サイトの改善方法を考案する上でのヒントを得ることも可能です。

比較して分析する方法

自社サイトと競合サイトを比較して分析することも可能です。

たとえば、近しいターゲットに向けて発信しているのにも関わらず、自社サイトよりも競合サイトのPV数が高かったとします。この場合の理由として考えられるのは「コンテンツに違いがある」「自社とは違う流入経路を確保している」などでしょう。

そして「コンテンツに違いがある」という仮説を立てた場合、その仮説を深掘りすることで自社では見出すことができなかった改善策を考案することが可能になります。

BtoBサイトのアクセスが減った!アクセスの目安や増やす方法について解説

PCのキーボードを打っている男性とグラフ

「BtoBサイトのアクセスが減っているからどうにかしたい」とお考えの人に向け、以下では下記の2点について解説していきます。

BtoBサイトのアクセスが減った!と思ったら
  • BtoBサイトのアクセス数の目安
  • BtoBサイトのアクセスを増やす4つの方法

それでは見ていきましょう。

BtoBサイトのアクセス数の目安

会社の規模によりアクセス数の目安は異なりますが、最初に目指すべき月間PV数は、およそ2000~3000PVです。

すでに3000PVを超えている企業は、次に紹介するアクセス数を増やす方法を活用して月間5000PV以上を目指すとよいでしょう。さらに半年~1年の間、更新と改善を続けることで月間1万PV以上を達成することも可能です。

1万PVを達成することができれば、企業が運営するBtoBサイトとしては十分に成功したと言えます。しかし、事業規模が大きい会社や大企業の場合、1万PVは通過点です。継続的に運営を行い、更なるPV数の向上を目指しましょう。

BtoBサイトのアクセス数を増やす方法4選

BtoBサイトのアクセス数を増やすことができる4つの方法は下記の通りです。

  • SEO対策
  • BtoBサイト専門のプロに依頼する
  • 広告施策をおこなう
  • SNSを活用する

以下では、それぞれの方法について詳しく解説していきます。

SEO対策

SEO(Search Engine Optimization)対策とは、検索エンジンでの上位表示化を狙うために行う施策やテクニック全般を指しています。

たとえば、

  • 記事のタイトルに狙いたいキーワードを入れる
  • 見出しの構造を理解したうえで記事の構成を作る
  • 被リンクを獲得する

などがSEO対策になります。

SEO対策を行うことで検索の上位(1ページ目)に表示される可能性が高くなるため、サイトのPV数向上が見込めます。無料で行えるSEO対策も数多くあるため、少ない予算で高いパフォーマンスを発揮することも可能です。ただし、SEO対策は効果が出るまでに最低でも半年以上はかかるため、Web広告などに比べて即効性がない点には留意しておくべきでしょう

また、検索エンジンには「Google」「Yahoo」「Bing」など複数ありますが、Googleの検索エンジンの対策のみを考えていれば問題はありません。なぜなら、検索エンジンのシェア率はGoogleが常時8割近くを占めているからです。加えて、GoogleとYahooの検索エンジンに用いられているアルゴリズムが同じというのも理由の一つです。

BtoBサイト専門のプロに依頼する

「予算はあるけど任せられる従業員がいない…」という場合には、BtoBサイト専門のプロに依頼してもよいでしょう。

内製には「予算がかからない」「自社のナレッジが溜まる」などのメリットがある反面、確実に成果を見込めないというデメリットもあります。

その点、BtoBサイトを専門とするプロに相談することで、従業員のリソースを割かずにサイトの最適化を進めることができるため、予算がある場合は外注を視野に入れておいてもよいでしょう。

広告施策をおこなう

広告施策とは、Web広告全般を指しています。

たとえば、

  • Google広告
  • Facebook広告
  • Twitter広告

などが挙げられるでしょう。

Web広告の運用は費用がかかるものの、短期間で成果が出せるというメリットがあります。しかし、Web広告を運用するためには専門知識と費用が必要になるため、持続して成果を出すためには多くのコストがかかるというデメリットもあります。

したがって、「長期的に成果を出していきたい」とお考えの人はSEO対策、もしくは次に紹介するSNS運用がおすすめです。

BtoB企業のWeb広告について下記の記事にて詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧ください。

SNSを活用する

「SNS運用=BtoC向け」という印象をお持ちの人も多いかもしれませんが、実はBtoBサイトと併用してSNSを活用するケースも多いです。

業界にもよりますが、一般的にBtoBと相性が良いとされているSNSは「Facebook」「Twitter」「YouTube」です。

SNS運用のメリットは拡散力が高く、商品やサービスの認知拡大につながりやすい点です。しかし、SNS運用はコツコツとした運用がカギになるため、継続的な更新を行う労力とフォロワーを増やすことができるノウハウが必要不可欠になります。

BtoBサイトで成功している企業を3つ紹介

会議で話し合っている様子

BtoBサイトのアクセス数を増やすためには、成功しているサイトを参考にすることも大切です。同じ業界・業種の競合サイトをリサーチすることも大事ですが、成功しているサイトにはいくつかの共通点があります。

今回は、ぜひ参考にしてほしい下記3つのサイトを紹介していきます。

BtoBサイトで成功している企業
  • 株式会社サイバーエージェント
  • freee株式会社
  • 株式会社マネーフォワード

それぞれのサイトの特徴に加えて「成功している理由」についても見ていきましょう。

「株式会社サイバーエージェント」

  • 動画、画像、テキスト記事など様々な方法で発信を行っている
  • 従業員にフォーカスした記事が多いため企業風土が伝わりやすい
  • 高い能力を持つ人材に刺さるフレーズやデザインが多く見られる

「AbemaTV」「Cygames」など多くの人気サービスを展開する同社は、採用と人材育成に力を入れており、その熱量がサイトからも伝わってきます。1カラムで読みやすいサイト設計も成功の大きなポイントであると言えるでしょう。

「freee株式会社」

  • サイト内のコンテンツが整理されているため回遊しやすい
  • 豊富なインタビュー記事がユーザーの疑問や不安の解消につながっている
  • 会計ソフトについての記事を発信することで見込み顧客の獲得に成功している

会計ソフトを提供している同社は「会計ソフトの使い方」「会計ソフトに関する疑問」などについての記事を発信することで、まだ会計ソフトについて詳しくないユーザーを見込み顧客として獲得しています。SEO対策を実施したい会社はぜひチェックしてみてください。

「株式会社マネーフォワード」

  • 法人・個人の両方に対して情報を発信している
  • コンテンツ内の導線作りが上手いため回遊率が高い
  • インタビューを記事に織り交ぜることで独自性の高い記事を作成している

同社は、経営者と個人事業主の両方に情報を発信しており、コンテンツの内容も非常に充実しています。

記事のまとめ部分に「資料請求ボタン」「無料診断」などのCTAを設置するなど、ユーザーを行動させる導線づくりが上手な点も成功したポイントの一つだと考えられます。

まとめ

本記事では、サイト運営にお困りの人に向けて「BtoBサイトの目的と役割」「アクセスを増やす4つの方法」などを紹介してきました。

BtoBサイトのアクセスを伸ばすためには、運営する企業の業界・業種に合ったアプローチが必要です。

そのアプローチ(方法)には「SEO対策」「Web広告」などさまざまな方法がありますが、いずれにしても専門的な知識が必要になります。加えて、アクセスが伸び悩んでいる原因を追求するために、サイト分析とアクセス解析も行わなければいけません。

「サイト分析やアクセス解析ができる従業員がいない」「何から手を付ければいいのか分からない」という人は、ぜひTHINkBALにご相談ください。

BtoBサイトのアクセス減少の原因を追求したWebサイト改善

Webサイト改善・運用 資料画像

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。