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Web制作
Update: 2024/4/28

Webサイトのガイドラインは必要?作成方法とメリット・デメリットを紹介

「Webサイト制作にガイドラインは必要なの?」

「ガイドラインを作るメリットって何?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか。

本記事では、これからWebサイトを制作される方に向け、ガイドラインが必要な理由、作り方、作る際の注意点についてお話しします。

  • ガイドラインを作る意味と必要性について知りたい人
  • ガイドラインを作りたいとお考えの人
  • ガイドラインを作る際の注意点を知っておきたい人

一般的に、サイト制作を進めていく上で「ガイドラインは必要不可欠なもの」であるといわれています。以下では、その理由や実際の作成方法について詳しく解説していきます。

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Webサイト制作のガイドラインは必要?作る目的など

ルールと書かれたイラスト

以下では、

ガイドラインの必要性について
  • Webサイトの制作にガイドラインは必要なのか
  • Webサイト制作時にでガイドラインを作る意味について

の2点について深掘りしていきます。

Webサイトの制作におけるガイドラインはあった方がいい

結論、Webサイトを制作する際は、ガイドラインの活用をおすすめします。

最も大きな理由として、Webサイトはコーダーやデザイナーなど、さまざまなチームに分かれて作業を進めていくため、ガイドラインのような「共通ルール」が必要不可欠になるからです。

Webサイト制作のガイドラインを作る意味

ガイドラインを作る意味は大きく分けて2つあります。

  • チーム内でのルールを統一させるため
  • 制作の進行を効率化させるため

以下では、それぞれの意味について簡単に解説します。

チーム内でのルールを統一させる

何を制作する際にも同じことが言えますが、チーム作業を行うときにはルールを統一しておく必要があります。

なぜなら前述した通り、Webサイトはさまざまなチームと共同して1つのものを作り上げていくからです。

各チームに異なるルールがある状態で1つのものを作り上げていくことはできないため、共通のルールとしてガイドラインを作成することに大きな意味があるのです。

制作の進行を効率化させる

ガイドライン作成には、制作の進行を効率化させる意図もあります。

たとえば、ガイドラインに「進行スケジュール」「作業工程」などを記載しておくことで、作業者一人ひとりが全体像を把握することができ、効率良く作業を進めていくことができます。

次に、ガイドラインを作るメリットについて見ていきましょう。

ガイドラインを作るメリット

guidelines concept on document folder
ガイドラインを作るメリット
  • 複数外注をする場合でも制作の体制を整えられる
  • デザインのトンマナなどを統一できる
  • 長期運用をしていく中でサイトの目的などを見返すことができる

それぞれのメリットについて解説していきます。

複数外注をする場合でも制作の体制を整えられる

Webサイトを制作する際に、外部のデザイナーやコーダーなどに依頼するケースは珍しくありません。

そういった外注を行う際、共通のルールや方向性が示されたガイドラインがあれば、体制を整えやすくなることに加え、発注する側も管理を行いやすくなります。

各々の外注先にあるルールにのっとってWebサイトを制作しては、一貫性のあるサイトはできません。外注の際は特にガイドラインが必要になると思っておきましょう。

デザインのトンマナなどを統一できる

ガイドラインにのっとってWebサイト制作を行うことで、デザインのトンマナを統一することができます。

トンマナとは、Webサイトのコンセプトや雰囲気などを指し、サイトに一貫性を持たせるために非常に重要となる要素の一つです。

トンマナがちぐはぐになると、ユーザーに与える印象も悪くなってしまうため、ぜひトンマナの統一にもガイドラインを活用しましょう。

長期運用をしていく中でサイトの目的などを見返すことができる

Webサイトを長期的に運用していると、さまざまな改善を積み重ねていく中で目的を見失ってしまうことがあります。

目的を見失ってしまうと効果的な改善策が打てなくなってしまい、作業に投じたコストが無駄になるリスクがあります。

ガイドラインを作成しておくと、後からでも当初の目的を振り返ることができます。そうすることで、常に一貫性を保ちながらサイトを運用することが可能になります。

Webサイトのガイドラインの作り方

ルールと書かれたPC画面

Webサイトのガイドラインを作る際の手順は下記の通りです。

Webサイトのガイドラインの作り方
  1. 決めなければいけないルールを洗い出す
  2. 誰が見てもわかるような作りが重要
  3. 規模の大きなサイト制作の場合はコンテンツ/デザインに分ける

手順ごとに詳しく解説していきます。

決めなければいけないルールを洗い出す

まずは、決めなければいけないルールについて洗い出します。

どういったルールを決めておくべきかは制作するサイトによって異なりますので、詳しくは次章で紹介する「ガイドラインに載せたい項目」を参考にしてみてください。

誰が見てもわかるような作りが重要

誰が見てもわかるようなガイドライン作りも重要です。外注を予定している際は、特に分かりやすさを意識して作成しましょう。

ポイントとしては、「専門用語ばかりを使用しない」「目次を設置するなどして見やすさにもこだわる」といった点が挙げられます。

こういったポイントを意識し、デザイナー、コーダーなど、それぞれの立場に立ったガイドラインを作りましょう。

規模の大きなサイト制作の場合はコンテンツ/デザインに分ける

規模の大きなWebサイトを制作する場合は、コンテンツとデザインでそれぞれ別のガイドラインを作成しましょう。

規模の大きいサイトの場合、コンテンツとデザインを一つのガイドラインにしてしまうとボリュームが大きくなり、全体的に見づらくなってしまう可能性があります。

ただし、2つに分けてガイドラインを作成する場合であっても、「サイト制作のゴール」「トンマナ」など、共通認識として持っておきたいものは記載しましょう。

ガイドラインに載せたい項目

PCを見ながらルールを決めている人たち

以下では、ガイドラインに載せておきたい項目を以下の4つに分けて紹介します。

ガイドラインに載せたい項目
  • コンテンツ
  • デザイン
  • コーディング
  • サイト全体のトンマナ

どの項目もWebサイトを構築するうえでとても重要になるため必ず押さえておきましょう。

コンテンツのルール

コンテンツとは、Webサイト内に掲載する画像、文字などの情報全般を指します。ブログなどではユーザーに向けられた記事を指すことが多いです。

コンテンツのルールを作成しておくことで、誰がサイトを運用しても統一した内容にすることができます。

具体的には、

  • コンテンツのテンプレートを作成する
  • コンテンツの構成を作る際のルールを決めておく

などといった内容をガイドラインに記載しておくとよいです。

デザインのルール

デザインとは、Webサイトの外観や文字のフォントなど、見た目に関わるもの全般を指しています。

デザインに関するルールを決めておくことで、ブランドイメージに統一感が生まれるため、ユーザーに良い印象を与えやすくなります。

具体的には、

  • 写真のサイズや加工
  • Webサイト全体のレイアウト
  • 文字のフォントや色

などに関するルールをガイドラインに記載しておくとよいでしょう。

コーディングのルール

コーディングとは、サイト制作に必要不可欠なソースコードを構築することです。

コーディングのルールを策定しておくことで、「ページの追加」「新しいシステムの導入」などを行う際の無駄な工数を削減することができます。

ルールがなくてもコーディングすることは可能ですが、改修を行う際に費用が余分にかかってしまうこともありますから、最初からルールを策定して標準化しておくことが大切です。

サイト全体のトンマナ

サイト全体のトンマナに関するルールも策定しておきましょう。

ここで気をつけたいのは、個人のイメージに依存する書き方をしないということです。例えば、「信頼できるデザイン」「スタイリッシュなデザイン」といった書き方だと、個人のイメージによって異なる可能性があるため適切ではありません。

対策として、参考サイトを共有することや、イメージに近い写真などをガイドラインに盛り込んでおくことが大切です。

それぞれの項目に合ったルールを思案し、制作に関わるメンバーが同じイメージを共有できるガイドライン作りを心掛けましょう。

まとめ

本記事では、「ガイドラインを作成する意味と重要性」「ガイドラインの作り方」などを中心に解説してきました。

Webサイト制作において、ガイドラインは必要不可欠なものといえます。なぜなら、サイト制作をする際に共通のルールがないとサイトに一貫性を持たせることができないからです。

一貫性のないサイトはブランドイメージの低下にもつながるため、サイト制作をする際は本記事で紹介した手順をもとに必ずガイドラインを作成するようにしましょう。

「ガイドラインの作り方がよく分からない」「何から手を付けていいか分からない」という方は、ぜひTHINkBALにご相談ください

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。