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Update: 2024/5/5

採用サイトって効果あるの?採用サイトのメリットや運用ポイントを解説

採用活動に携わっている方の中には、採用サイトにおける効果がわからずに運用している人も多いのではないでしょうか。最近では気になったことはインターネットで解決する人が多く、求職活動においてもインターネットを使用する人も多いです。

そこでこの記事では、採用サイトの効果について解説していきます。また採用サイトを制作するポイントや運用方法についても触れています。

  • 採用サイトを制作するとどのような効果があるのか知りたい人
  • 採用サイトを制作する際のポイントを知りたい人
  • 採用サイトの運用方法を確認したい人
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採用サイトの重要性

企業が採用サイトを使うべきだとされているのは、以下のような5つの重要性があるからです。

採用サイトにおける5つの重要性
  • 自社で採用ができるのでコストを抑えられる
  • 求職者と企業のミスマッチを防げる
  • 応募者のデータを収集できる
  • 求職者にターゲットを絞って集客できる
  • 応募者を増やすことができる

ここからは、それぞれの重要性について解説していきます。

自社で採用ができるのでコストを抑えられる

採用サイトを活用して採用活動を行うと、必要なコストを抑えられるようになります。それは、求人募集広告に掲載すると掲載料金がかかってしまうからです。

例えば、リクナビでは以下のような掲載料金が発生します。

リクナビ (就職活動者向け)30万円~
リクナビ合同説明会10万円~
リクナビ就職エージェント (成功報酬タイプ)1名あたり100万円

このように、求人サイトに掲載すると高額な費用がかかるのです。特にリクナビ就職エージェントを使用した場合、1名あたり100万円とかなり高単価となっています。

ただし、求人サイトを制作するのにもコストはかかります。さらにサイト制作は安価なものではなく、高ければ100万円以上かかってしまうこともあります。

そこで、限られた予算の中で採用サイトを制作していけば、求人サイトに掲載するよりもコストを抑えられます。方法によっては完全無料で作成することも可能ですし、50万円前後で作成することもできます。

求職者と企業のミスマッチを防げる

採用サイトを活用すれば、求職者と企業のミスマッチを防ぐことができます。その理由は、採用サイトには自社のビジョンや事業内容、社風などを詳しく発信できるからです。

もちろん、求人サイトにもこうした情報は掲載できます。しかし掲載できる情報量やカテゴリは限られているため、企業が自由に掲載することは難しいです。

自社で運営している採用サイトなら、社内の画像や動画を掲載したり、社員のインタビューを掲載したりすることができます。こうしたコンテンツによって自社の特徴を理解してもらい、ミスマッチを防ぐことが可能です。

応募者のデータを収集できる

採用サイトを制作することで、応募者のデータを収集できます。それは、Webサイトをアクセス解析することで、ユーザーの情報を集められるからです。

アクセス解析とは、サイトを訪れたユーザーの行動や特性を分析する方法です。アクセス解析を行うと、以下のような情報を得られます。

  • どんな経路(検索エンジン・広告・SNSなど)でアクセスしたのか
  • サイト上でどんな動きをしたのか
  • どのページを最初に開いたのか
  • どのページで離脱したのか

こうした情報を得られると、今後のサイト改善に繋がります。特に新卒社員を募集するサイトは毎年更新する必要があるので、その都度反映していけばより効果的なサイトになるでしょう。

求職者にターゲットを絞って集客できる

採用サイトを制作すると、求職者だけを集めることができます。企業によってはコーポレートサイトに採用情報を掲載する場合もあります。ただ、コーポレートサイトには取引先や株主、投資家なども訪れるため、求職者だけを集めることは難しいのです。すると、求職者を集めるための施策も立てにくくなります。

このようなWebサイトの特徴から、採用サイトを制作して求職者にフォーカスした施策を行った方が集客は行いやすくなります。

応募者を増やすことができる

採用サイトを効果的に運用すれば、応募者を増やすことができます。それには、以下のような2つの理由が考えられます。

  • 求職者との接点を得られるから
  • 採用サイトがあることで求職者からの信頼を得られるから

1つ目は、求職者との接点を得られるからです。応募者を集める方法はいくつかありますが、求人サイトやハローワークに掲載する方法は限られた場所でしか情報を掲載できません。しかし採用サイトなら求人サイトを経由せずにアクセスできるので、より多くのユーザーを集められます。

そして2つ目は、採用サイトがあることで求職者からの信頼を得られるからです。求人サイトに情報を載せるだけでは、「本当に信頼できるのか?」「掲載している情報通りなのか?」などといった疑問を持たせてしまうでしょう。

また、最近では多くのユーザーが気になる疑問をインターネットで検索します。人によっては、求人サイト以外から情報を集める場合もあります。そこで公式の採用サイトが掲載されていれば、ユーザーからの信頼を得られるのです。

応募者を増やすコツについては、下記の記事も参考にしてみてください。

採用サイトの制作するメリットと効果

採用サイトを利用すると、どんなメリットや効果を得られるのでしょうか。

採用サイトのメリット・効果
  • 採用サイト制作のメリット
  • 採用サイト制作の効果

ここからは、上記2つの観点から解説していきましょう。

採用サイト制作のメリット

採用サイトを制作するメリットは、以下のように3つあります。

  • 求職者に向けて多くの情報を発信できる
  • 形式に縛られず自由にコンテンツを発信できる
  • 求職者の志望度を高められる

1つ目は、求職者に向けて多くの情報を発信できることです。求人サイトとは異なり、自社で運用する採用サイトであればテキストの文字数や画像の枚数、掲載情報などに制限がありません。自社が発信したい情報をいくらでも発信できます。

情報が少ないと求職者に魅力を伝えきれなかったり、社風や特色を理解してもらえなかったりします。すると求人が集まらなかったり、ミスマッチに繋がったりしてしまうのです。

2つ目は、形式に縛られず自由にコンテンツを発信できることです。求人サイトでは掲載形式が決まっているため、デザインやコンテンツの掲載方法に規定があります。一方採用サイトであれば、大きな画像を使用したりフォントのデザインにこだわったりできます。すると他社と差をつけられ、自社の魅力をより的確に伝えられるでしょう。

例えば有料放送などを行なっているWOWOWの採用サイトでは、「新入社員座談会」というコンテンツが掲載されています。ここには9人の新卒社員の会話が掲載されていて、応募のきっかけやWOWOWに対して感じていることなどが語られています。

WOWOW
出典:WOWOW

さらにそのテキストは口語調で書かれているため、会話を実際に聞いているような親しみやすさを感じられます。さらに写真やサイト全体のデザインからも、形式にとらわれない会社であることが伝わってきます。

このように、自社で採用サイトを制作すれば自由な表現ができます。さらに、採用サイトを効果的に活用すれば自社のオリジナリティを表現することが可能です。

そして3つ目は、求職者の志望度を高められることです。充実したコンテンツを発信することで、より自社の魅力が伝わりやすくなります。すると求職者が複数の企業から内定をもらった際、自社を選んでくれるようになるでしょう。

採用サイト制作の効果

採用サイトを制作すると、以下のような効果を得られます。

  • 質の高い応募者が集まりやすくなる
  • 自社の活動や特色について理解してもらいやすくなる
  • 企業のファンを作れる

1つ目は、質の高い応募者が集まりやすくなることです。求職者によっては、企業の特色がわからず何となく応募することもあります。採用担当者は求職者の志望度を見抜いて採用しなければなりませんが、実際には難しいでしょう。

そこで自社の特色や社風について採用サイトで掲載することで、自社にあまり興味がない人が応募するのをある程度防ぐことができるのです。

2つ目は、自社の活動や特色について理解してもらいやすくなることです。求職者は企業を探す際、「どんな事業を行なっているのか」「会社にはどんな特徴があるのか」などといった情報を求めています。そこで採用サイトを充実させることで、求職者が企業についてより詳しく理解できるようになるのです。

そして3つ目は、企業のファンを作れることです。企業によってはアニメーションを加えて、エンタメ性の高い採用サイトを制作しています。すると競合他社と差をつけられるようになり、自社のファンに育てることができるのです。

例えば、粉体プラントエンジニアリング企業である東洋ハイテックでは、上記の画像のような採用サイトを運用しています。トップページには工場のイラストがアニメーションで掲載されていて、ユーザーをワクワクさせるような仕掛けが施されています。

さらにスクロールすると、インスタントラーメンや薬、電池など、身近なものが粉でできていることが記載されています。すると、東洋ハイテックでは普段使用している商品に携わっていることがわかり、興味を持ってもらえるようになるのです。

このように、採用サイトを通じて求職者にファンになってもらうことができます。さらにファンになってもらうことで、採用後のミスマッチなどを防ぐこともできるでしょう。

効果の出る採用サイトのポイント

採用サイトを効果的に活用するには、以下3つのポイントがあります。

効果の出る採用サイトのポイント3つ
  • 求職者の欲しい情報を掲載する
  • 社員や職場の雰囲気を紹介する
  • 求職者が行動しやすいページにする

これらのポイントを踏まえることで、より採用活動が効率的にできるようになります。ここからは、それぞれのポイントについて解説していきます。

求職者の欲しい情報を掲載する

採用サイトには、求職者が欲しい情報を掲載するようにしましょう。特に、以下の情報は必須です。

  • 募集要項
  • 選考ステップ
  • 応募方法
  • 会社概要

ただ、求職者が欲しい情報はこれだけではありません。自社の魅力や特徴を伝えるために、以下のようなコンテンツも掲載しましょう。

  • 会社・事業のビジョン
  • 代表メッセージ
  • 社員の一日を紹介
  • 新卒社員のインタビュー
  • 待遇・福利厚生
  • 入社後のキャリアパス
  • 研修制度
  • よくある質問

こうした情報があると、求職者の入社後のイメージが掴みやすくなります。

社員や職場の雰囲気を紹介する

採用サイトには社員や職場の雰囲気を紹介できるコンテンツを掲載するよう心がけましょう。求職者は得られる情報が限られているので、実際の雰囲気がわからないと不安になってしまいます。

そこで、社員や職場の雰囲気を伝えるには以下のようなコンテンツが効果的です。

  • 社員インタビュー
  • 社内の様子がわかる動画
  • 休憩時間の過ごし方

社員の雰囲気について伝えるには、社員インタビューが効果的です。できれば社員の顔写真も載せるといいでしょう。普段どんな服装で仕事をしているのかがわかります。

また、社内の雰囲気がわかるような動画も魅力的です。新しいオフィスであれば、アピールできる部分についてはどんどんアピールしましょう。もし社内に休憩スペースやカフェがある場合は、休憩時間どんな風に過ごしているのか伝えるとわかりやすいです。

求職者が行動しやすいページにする

採用サイトは求職者が行動しやすいページになるよう努めましょう。UI・UX設計ができていると、ユーザーの離脱率を防げるようになります。

具体的には、以下のようなポイントを取り入れましょう。

  • サイトマップを掲載する
  • パンくずリストを掲載する
  • 応募ボタンは目立たせる

ユーザーがサイト上を回遊する上で、サイトマップやパンくずリストは必要です。サイトマップはサイト上にどんなコンテンツが掲載されているのかがわかるページです。サイトマップがあれば、知りたい情報があるかどうか一目でわかります。パンくずリストとは、今サイトのどの位置にいるのかがわかるものです。

そして応募ボタンは目立つようなデザインにしましょう。せっかく興味を持ってくれたとしても、応募ボタンが見つからないと応募を辞めてしまうかもしれません。

採用サイトで効果を出す運用の仕方

Personnel, employment and recruitment concept. Assembling jigsaw puzzle on wood desk. Human resource management. Creating successful organization.

採用サイトを運営していくには、以下4つのポイントを取り入れると効果的です。

採用サイト運用時のポイント
  • 継続して効果改善をしていく
  • 求人媒体を並行して運用をおこなう
  • コンテンツを更新し続ける
  • SNSや広告をうまく使う

ここからは、それぞれのポイントについて解説します。

継続して効果改善をしていく

効率的に採用活動を行うには、継続して効果改善をしていきましょう。採用サイトは制作して終わりではありません。掲載したコンテンツがユーザーにあまり刺さっていないようでしたら、その都度改善していく必要があります。

またアクセス解析によって得られた情報をもとに、毎年サイトを改善していくことも効果的です。どのページで離脱しているのか、どのページの滞在時間が長いのかなどを調査することで、改善点やユーザーが求めている情報などがわかるようになります。

採用サイトの改善方法については下記の記事にて詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧ください。

求人媒体を並行して運用をおこなう

求人媒体と合わせて採用サイトを運用すると効果的です。求人媒体を用いることでGoogleなどの検索以外からもアクセスしてもらえるようになります。求人媒体からアクセスするユーザーは就職や転職の意欲が高いため、応募してくれる可能性も高いです。

また、求人媒体には企業名以外でもヒットしやすいというメリットがあります。例えば「地域名 職業 求人」というキーワードでも検索に表示されます。すると企業名を知らないユーザーからも応募してもらえるようになるのです。

コンテンツを更新し続ける

採用サイトはコンテンツを更新し続けるようにしましょう。一見、一回掲載した情報を使いまわしても問題ないように思うかもしれません。しかし就活生の傾向や企業の取り組みは年々変わっていきます。

また、採用活動における改善点を毎年取り入れることも重要です。こうした変化を取り入れることで、より効率的に採用サイトを運用できるようになるでしょう。

SNSや広告をうまく使う

採用サイトはSNSや広告と合わせて運用していきましょう。これらを活用することで、採用サイトへの流入を増やすことができます。

例えば、株式会社SNSコーチがおこなった「就職活動時のTwitterの活用状況に関する実態調査」によると、44.8%の学生が就活でTwitterを活用していることが明らかになっています。さらに、約5割がTwitterをきっかけにして志望度が上がったそうです。

このように、SNSや広告を用いることで応募するきっかけを作れます。またSNSでも情報を発信することで求職者との距離を縮めることが可能です。

まとめ

この記事では採用サイトの効果について解説していきました。採用サイトには、以下のような効果が期待できます。

この記事のまとめ
  • 求職者に向けて多くの情報を発信できる
  • 形式に縛られず自由にコンテンツを発信できる
  • 求職者の志望度を高められる

また、採用サイトを活用することでコスト削減に繋げられることも魅力的です。これから採用サイトを制作していく担当者の方は、ぜひこの記事でご紹介したポイントを取り入れてみてください。

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。