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Update: 2024/3/1

LPOの施策に費用はいくらかかる?費用相場とLPOのポイントを解説

Webサイトからの売上やお問い合わせなどが低下してきたことで、LPOを検討し始めた方は多いのではないでしょうか。

LPOを実施することで、これまで課題であったユーザーの流入数を向上したり、PVの上昇を実現したりするなど、さまざまな効果が期待できます。

  • LPOを考えている企業
  • LPOの費用について知りたい企業
  • Webからの売り上げや問い合わせを増やしたい企業

そこで、今回はLPOの概要や、専門会社に依頼した場合の費用などについて詳しく解説していきます。

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LPOとは

LPOとは、Webサイトのランディングページを訪れるユーザーのコンバージョン率を高めるための手法です。この手法には、ページのデザイン、コンテンツ、ユーザビリティ、CTAの配置の改善が含まれます。

LPOの目的は、訪問者が求める情報やサービスを効果的に提供し、彼らを顧客へと導くことです。具体的な手法には、A/Bテストによる要素の比較検証、ユーザーの行動分析、ページの読み込み速度向上などがあります。

LPOは、マーケティング戦略と密接に関連しており、Webサイトの全体的な成果に大きな影響を与えます。LPOについてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしみてください。

LPOにかかる費用

LPOと書かれているイラスト

LPOにかかる費用は、依頼するサービスの種類や内容、目的によって異なります。特に、マーケティング会社や制作会社にLPOの作業を依頼する場合、費用の範囲は広がります。

具体的な金額を知りたい方は、以下を参考にしてみてください。

マーケティング会社や制作会社に依頼する場合

ランディングページ自体の修正作業のみを依頼する場合、スポットでの作業となり、費用は数万円から30万円程度が一般的です。ページのデザインの変更、コンテンツの改善、ユーザビリティの向上などが含まれます。

運用込みで依頼し、LPOを通じて具体的な成果を出したい場合、ランディングページの修正だけでなく、継続的な運用や分析を含むサービスの依頼が必要でしょう。費用は月額10万円から50万円程度が相場です。これには、定期的なページの更新、A/Bテスト、ユーザー行動の分析、改善策の提案などが含まれます。

LPOの目的は、ランディングページの効果を最大化し、高いコンバージョン率を実現することです。そのため、単にページを修正するだけでなく、継続的な分析と改善をおこなうことを前提に、適切な予算の設定が必要です。

社内でLPOツールを導入する場合

社内でLPOツールを導入する場合、ユーザーの行動やコンバージョン率の分析などをおこなうツールは、比較的手頃な価格で利用できるものが多いです。多くのツールは数万円から10万円程度で提供されており、LPOの効果的な実施を支援します。

主なツールは以下の通りです。

LPのUIUX改善ツール「User Insight」

User Insight
出典:User Insight

User Insight」は、ランディングページのUIとUXを改善するためのツールです。ユーザーの行動追跡、ヒートマップ分析、ページ上のクリック率の可視化などが実現できます。

Webサイト訪問者の行動パターンを詳細に把握しやすくなり、改善点を明確にすることができるでしょう。費用については、見積もり後に確定となっており、機能やサポートのレベルに応じて価格が異なります。

大手企業も導入事例のあるLPOツール「DLPO」

DLPO
出典:DLPO

DLPO」は、大手企業でも多く導入されているLPOツールです。高度なコンバージョン率分析、A/Bテスト機能、ユーザーセグメント分析などの機能を活用できます。

ランディングページのパフォーマンスを詳細に分析し、具体的な改善策を導き出せるのがメリットです。費用は企業規模や必要な機能に応じて異なりますが、初期費用20万円、月額費用は10万円からのプランで、より高度な分析機能やサポートを求める場合はそれ以上の費用がかかることがあります。

社内でLPOを実施する場合

社内でLPOを実施する場合、コストは専門人材の採用や育成にかかる費用が大きく占めます。LPOを効果的におこなうためには、デジタルマーケティング、Webデザイン、ユーザーエクスペリエンス、データ分析など、幅広い知識と技術が必要です。専門人材を社内に一人採用するとなると、数百万円単位のコストがかかるでしょう。

また、LPO対策は単なるLPの改修だけでなく、継続的な分析、テスト、改善のサイクルを必要とするため、作業量も多くなりがちです。社内でおこなう場合、人材の確保や育成、作業の継続性確保などの課題が生じることがあります。

そのため、LPOの経験が豊富な専門家がいない企業では、LPO対策を専門とする制作会社に依頼することがおすすめです。専門的な知識と経験を持つプロフェッショナルが集まる制作会社ならば、効果的なLPOの実施が可能であり、最終的な成果につながる可能性が高まります。また、外部の専門家に依頼することで、社内リソースの負担を軽減し、他の業務に集中することができるというメリットもあります。

LPOを成功させてCVを増やしたい!具体的に何をすれば良い?

LPOを成功させ、コンバージョンを増やすためには、どうしたら良いのでしょうか。具体的な施策をおこなう前に、以下を参考にしながら適切な準備と分析を行いましょう。

LPOができる環境か判断する

まずは、現在のWebサイトがLPOに向いているかを見極めることが重要です。LPOに適したWebサイトとは、商品やサービスの購入、資料請求、問い合わせなどを主な目的としているサイトです。

また、既に一定量のコンテンツが作成され、ターゲットユーザーが明確になっているサイトが望ましいです。逆に、コンテンツ量が少ない、企業紹介がメインのコーポレートサイトなどは、十分なLPO効果が期待できない可能性があります。

現状の課題はどこなのかを把握する

LPOを開始する前に、現状のWebサイトにどのような課題があるかを把握しましょう。アクセス数、CTR、コンバージョン率など、各種指標を分析し、改善すべき点を明確にします。

たとえば、アクセス数は多いがコンバージョンに至らない場合、ランディングページの訴求力やユーザー体験に課題がある可能性があります。

現状のデータをもとに具体的な課題を特定し、それに対する改善策を考えることが、LPOの成功への第一歩です。

課題に合った施策を実施する

課題に基づき、効果的なLPO施策を実施します。例えば、コンバージョン率を高めるためには、ランディングページのデザイン改善、コンテンツの質の向上、魅力的なCTAの配置、ユーザビリティの向上などが考えられます。

また、ターゲットユーザーのニーズに合わせて、ページのメッセージやオファーを調整することも重要です。これらの施策は、ランディングページに訪れるユーザーの行動にポジティブな影響を与え、結果としてコンバージョン率の向上を目指します。

施策の効果測定をおこなって改善を繰り返す

施策を実施した後は、効果を定量的に測定し、必要に応じて改善を繰り返しましょう。効果測定には、アクセス数、CTR、コンバージョン率などのKPIを用い、施策前後での変化を分析します。A/Bテストなどを利用して、異なるバージョンのランディングページの効果を比較することも有効です。

データに基づいて施策の有効性を判断し、さらなる改善点を見つけ出すことで、LPOの効果を徐々に高めていきます。このプロセスは継続的なものであり、市場やユーザーの変化に合わせて常に最適化をおこなうことが重要です。

LPOは費用がかかってもマーケティング会社や制作会社に依頼しよう!

LPOを成功させるためには、専門的な知識と経験が必要です。そのため、初期の費用がかかるとしても、マーケティング会社や制作会社にLPOを依頼することをおすすめします。マーケティング会社や制作会社なら、適切なデザインの改善、コンテンツの最適化、ユーザー体験の向上など、効果的なLPO施策を提供できます。

また、プロフェッショナルな分析と継続的な改善により、コンバージョン率の向上を実現することが可能です。費用はかかりますが、長期的な視点で見れば、Webサイトのパフォーマンス向上によるリターンは大きいものとなるでしょう。

まとめ

LPOはランディングページの効果を最大化し、ビジネスの成果を向上させる重要な取り組みです。現状分析、課題の特定、効果的な施策の実施、そして継続的な改善が含まれます。専門的な知識が求められるため、マーケティング会社や制作会社に依頼することが効果的です。初期投資は必要ですが、専門家による適切な施策と継続的な最適化により、コンバージョン率の向上とビジネス成果の拡大が期待できるでしょう。

THINkBALでも、効果的なLPO施策の提案をおこなっています。お客様の予算に応じたサービスを提供していますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。